CP-6 6バンドGPアンテナを上げる その3
投稿日 2011/09/07
CP-6の調整も今回で4回目となりました。
今回は、
○7MHzのSWR中心点を20KHz高くし7.030MHzとする。
○14MHzのSWR中心点を25KHz高くして14.055MHzとする。
○50MHzのSWR中心点を600KHz下げて50.200MHzとする。
7MHzを20KHz高くするために、ラジアルの寸法を15mm短くします。
14MHzを25KHz高くするために30mm短くします。
50MHzを600KHz下げるために32mm伸ばします。
結果は、
7MHzは中心が7.0325MHzになったのでほぼ期待通りですが、7.000MHzが1.18に上がってしまいました。
14MHzはすこし高くなりすぎて14.090MHzとなりました。ちょっと中途半端ないちですが、しばらく使ってみます。 14MHzは幅が100KHzしかとれないのでCWとSSBを両立させるのは困難です。14MHzのラジアルをもう一本入手してCW用とSSB用別々にマッチングさせるほうがよいようです。
28MHzは標準のラジアル寸法で29.300MHzに合っていました。28MHzは4エレ八木があるので、CP-6はこのまま29MHz FMで使ってみたいと思います。
50MHzはほとんど動きませんでした。全体的に1.5以下を確保できているので、しばらく様子見します。
各バンドの中心周波数とSWR 1.5以下の周波数幅 ()内は取り扱い説明書にある周波数幅
3.5MHz 3.0520MHz 1.02 30KHz (±9KHz 18KHz) こんなもんかな
7MHz 7.0325MHz 1.05 40KHz (±14KHz 28KHz) こんなもんかな
14MHz 14.090MHz 1.06 100KHz (±50KHz 100KHz) ちょっと高いがしばらくこれで SSB用にもう一本ラジアルがほしい。
21MHz 21.130MHz 1.17 320KHz (±100KHz 200KHz) こんなもんかな
28MHz 29.300MHz 1.11 300KHz (±125KHz 250KHz) FM用
50MHz 50.850MHz 1.16 - (±1000KHz 2MHz) ちょっと高いが様子見
ネットを調べるとCP-6の調整では、苦労されている方が多いようです。設置環境が影響しているものと思います。
当局の場合、木造平屋の屋根に単独で建っており、周囲の建物も離れているためか、SWRは素直に変化してくれました。SWR 1.5以下の周波数幅も取扱説明書の記載よりはすこし広めに確保できています。
CP-6の取り扱い説明書には標準のラジアル寸法でバンド内のどこに合うのかは書かれていません。このためまずは標準寸法で上げて、そこから調整していくしかありません。
当局の場合、28MHzが、まさか29.300のFMのコール周波数に合っていることを知らず、28.000MHz付近で異様にSWRが高いので、ラジアルの不良と勘違いしてしまいました。一言取扱説明書に書いておいてほしいものです。
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