TINA 7による解析と、実際の観測(12BH7A)
投稿日 2010/06/15
TINA 7による解析 Eg -10V Ep 250V においてIp 12mA流れている
技術評論社から発刊されている「真空管アンプのしくみと基本」には、電子回路シンミュレータ「TINA 7」が付いています。
このTINA 7は、真空管回路の解析が行えるようになっており、270点を越える主要な真空管デバイスモデルが用意されています。この中に12BH7(12BH7Aとほぼ同等)もあります。
さっそくTINA 7で12BH7の解析(上図)を行ってみました。
解析結果によると、グリッド電圧(Eg) -10V、プレート電圧(Ep) 250Vのとき、プレート電流(Ip)が12mA流れています。これはほぼ規格通りです。
12BH7Aの実測グラフ
このグラフは、真空管試験器における実測グラフです。
実測では、Ipに50mA以上流さないようにしています。(TINA 7ではいくら流しても真空管は壊れないのですが...)
全体的にはTUNA 7の解析結果と違いはありますが、グリッド電圧(Eg) -10Vで、プレート電圧(Ep) 250Vのとき、プレート電流(Ip)が約12mA流れています。
(JF1VRR)