12CN5 低電圧動作五極管 (三結)
投稿日 2015/08/08
ベースピン配置7CVの五極管にしては異色の低電圧動作管です。
SYLVANIAのデータシートによると車載用ラジオ(12Vバッテリ動作)のIFアンプ用とのことです。
ヒータ電圧、プレート電圧、スクリーングリッド電圧が12Vで動作するよう設計されているようです。
最大プレート電圧はなんと16Vという低さです。
箱はTUNG-SOLだがGE製の12CN5
低圧動作の五極管
今回はGE製の12CN5を三結にしてEp - Ip特性を計測してみました。
ヒータ電圧は10.0Vから15.9Vまでの範囲で使えるようです。今回は12.6Vで計測しています。ヒータ電圧を変えての計測は後日やってみたいと思っています。
12CN5 (318) 三結 Ep - Ip特性(実測)
Ep(プレート電圧)の低さに注目
ヒータ電圧 12.6Vで計測
12CN5 No.318 GE製 三結
ヒーター電圧/電流 12.6V 448mA
代表値 Ep 8V Ecg -1V Ip 2.08mA
代表値 Ep 11V Ecg -2V Ip 1.31mA
代表値 Ep 14V Ecg -3V Ip 0.81mA
Ecg -1V Ep 8V
rp 1560Ω
gm 2320us
μ 5.2
Ecg -2V Ep 11V
rp 2100Ω
gm 1440us
μ 4.8
Ecg -3V Ep 14V
rp 2920Ω
gm 1320us
μ 4.4
ご注意
この実測データはどのくらい使用されたかわからない中古の真空管で行われています。
12CN5 GE No.318
(JF1VRR)