HX-240 トランスバーター

投稿日 2009/09/26

​東京ハイパワーのトランスバーター HX-240をオークションで入手しました。

このHX-240は144MHzからHFに出られる、いわゆるダウンバーターです。
小さくコンパクトに出来ており、内蔵のリニアアンプにより40Wの出力が得られます。残念ながら製造は終了したようです。

FT-847につないで受信してみる

まだ詳しくは見てませんが、受信感度は申し分ありません。バンド切替時に発振が安定するまで受信音が乱れますが、一瞬ですので問題はありません。RFアンプはあまり使うことは無いと思いますが、あると有難いものです。

まだ回路図を入手していないので詳しくは分かりませんが、HF 5バンド(3.5,7,14,21,28)分のXTAL OSCを内蔵しており、プリミックスする構成です。RFアンプは2SK125を使用しているようです。リニアアンプは、2SC1969のデュアルパラとでも言うような構成だと思います。ドライブは2SC1971です。

ケース底面にリニアアンプと、周波数変換部、RFアンプなどを配置しており、上面にはヒートシンクと、フィルター回路、入力パワーの分圧回路などが配置されています。

底面のリニアアンプと周波数変換部、RFアンプ部

上面のフィルター部、分圧・キャリアコントロール回路

HX-240を入手した目的ですが、このまま使ってもよいのですが、今ではFT-817などHFからV/UHFまでオールバンド、オールモードのリグが出回っている中で、トランスバーターの必要性は低下してきています。そこで、

1. 周波数変換部を外して、HFリニアアンプ + RFアンプとして使用する。
2. 自作のCWトランシーバを内蔵させて、40Wのトランシーバに仕立てる。

WARCバンドが無いのが残念ですが、内蔵のフィルター回路やSWRアラーム回路など有効利用できそうです。周波数変換部を外せば、CWトランシーバを組み込むスペースは確保できると思います。残念なのは、残したいRFアンプは、周波数変換部と一枚基板に組み込まれている点です。

リニアアンプ部

各バンドのOSCとBPF

2逓倍回路、DBM、RFアンプ他

(JF1VRR)

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