HF10CL 28(29)MHz 1/4λ ホイップ

投稿日 2023年02月26日

昨年29MHz FMにQRVしようと購入したアンテナです。まだこのアンテナで交信したことはありません。

当局の29MHz FMでの交信はほぼゼロ。今年あたりからのコンディションに期待したいところです。

HF10CLはダイヤモンドのHFシリーズの一つでHF帯の1/4λ ホイップ・アンテナです。センターローディング・タイプでその長さは2.2mとやや長め。ずっしりしたアンテナです。外見はいかにも飛びそうって感じ。

当局は車での移動運用を想定しているので、現地で常時付けている144/430MHzのホイップ・アンテナを外し、そのマグネット・ベースにHF10CLを付けて運用する予定です。面倒なカウンター・ポイズ張りは省略して、ダイアモンドのMAT50を使用する予定です。

COMET 28MHz 1/4λ ホイップ・アンテナ
全長2.2mの長いアンテナでセンター・ローディングタイプ
説取扱明書と実物(アンテナ基部のみ)

HF10CL1の仕様・規格は以下のとおりです。(取扱説明書より)

センターローディング型 1/4λ アンテナ
耐入力 200W(SSB)、70W(FM)
インピーダンス 50Ω
全長 2.2m
質量 550g
コネクタ M-P型
帯域 VSWR 1.5以下
周波数変化量 1cm当たり 150KHz
折り曲げ機構付き

​エレメントの長さを調整する調整固定ネジ(小さな六角ナット)はアンテナ給電部上と、ローディングコイル上の2箇所あります。(蛇足ながら、六角ナットは緩めすぎて落ちると見つからなくなるので要注意です) 取り扱い説明書には下部(ローディングコイルの下)エレメントと、上部エレメントの長さの指定が書いてありません。全長2.2mと載っているだけです。今回計ってみると2.21mありましたが、そのままで計測してみました。やや長い状態です。

​今回は自宅の庭で、車の屋根にマグネット・ベースで取り付け、基部からMAT50を1枚つないで屋根に貼り付けました。MAT50は静電的に車のボディーにアースをとるマットです。さらにアンテナ・チューナー CAT-10でさらに調整してみました。nanoVNAによるVSWRの結果を以下に示します。

車の屋根(マグネット・ベース)でMAT50を使用したVSWR
最低VSWR周波数29.000MHz 1.021
28.000MHz 1.258
28.600MHz 1.098
29.300MHz 1.057

車の屋根(マグネット・ベース)でMAT50を使用 CAT-10で29MHz FM用に調整したVSWR
最低VSWR周波数29.180MHz 1.015
29.000MHz 1.101
29.180MHz 1.015
29.600MHz 1.318

MAT50を一枚使用しての計測で、一応28MHzから29MHzまで問題ない範囲にVSWRが収まっていることがわかりました。このままCWからFMまで運用できそうです。

上の結果からCAT-10は必要ないのですが、あえて29MHz FMで運用することを意識して調整してみました。29.180MHz付近が最低VSWRになっています。

​さてこのアンテナ飛びはどうでしょうか。今シーズンが楽しみです。

​(JF1VRR)

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