CAT4238 LEDドライバ その2

投稿日 2017/01/06

先日、直列10個のLEDをドライブできる安価なLEDドライバ オン・セミコンダクターのCAT4238を試してみました。

参考記事:CAT4238 LEDドライバ

このときの計測では、Vinが4.0V以上に高くなってくると、逆にLEDの照度が落ちる結果となってしまいました。

この不可解な計測結果はブレッドボードによる簡易配線に問題があると考え、CAT4238のデータシートにある推奨ボードレイアウトを参考に、基板を作って実装し、再度計測をやり直してみました。

結果は、CAT4238の名誉挽回となりました。

基板を作ったといっても、銅箔を切っただけの簡易なものですが、計測結果は前回と違い、きれいなデータが採れました。

CAT4238のデータシートにある推奨ボードレイアウトに近づけて作った
銅箔切り貼り基板
回路は参考記事を参照

Vin 1.0Vから5.4Vを印加して
Iin, Vout, Iled(Iout), Vledの変化を見る
前回は4V以上からLEDの照度が低下したが、
今回はVled, Iledが示す通りほぼ一定の照度となっている

LEDはVinが1.8V付近からうっすら点きはじめ、約3.0Vで最高照度となり5.4Vまで同じ照度で点灯しました。

このLEDドライバのBoost DC-DCコンバータは1MHzと高いスイッチング周波数で動いているため、ブレッドボードを使用したバラック配線では性能が出なかった模様です。欲を言えば、使用するコイルはDC-DCコンバータで使われるような高周波対応のものを使いたいところです。

(JF1VRR)

コメント(2)

  • 基板を自作されての再測定、素晴らしいです。2V台で使えたらいいなと思ってたんですがやはり3Vは必要なようですね。
    電池2個で使えたら思っていたのですが。それにしてもこれが2個入りで100円はお買い得ですね。 [ 通りすがり ]2017/1/8(日) 午後 10:24
  • > 通りすがりさん 秋月がDIP基板に載せて販売しているので大きくなってしまいました。安いですが十分実用的です。(JF1VRR) 2017/1/9(月) 午後 2:21

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