TM-701 なつかしいリグ
投稿日 2012/02/22
KenWood TM-701 車載用 144/430MHz デュアルバンダー 10W FMトランシーバ
写真1 TM-701 144/430MHz FMトランシーバ フロントパネル
写真2 バックパネル
もう20年以上も、車に積みっぱなしです。
とにかく故障しません。
リチューム電池の交換と車を替えたとき以外、車から外したことはありません。
夏の極暑、冬の極寒、衝撃/振動、荒っぽい操作、ほこり などなど。
最悪の環境で、いまだ現役。
とにかく頑丈です。
今回も久しぶりにリチューム電池の交換のため外しました。
この無線機は密閉型なので、機内にはまったく埃の侵入がありません。
写真3 1989年ごろのFM機の総合カタログ
写真4 カタログ(TM-701のページ)
このリグ。車載用ということもあってか、操作性は抜群です。
メインダイヤルのここちよいクリック感覚。
AF音量、スケルチは独立。扱いにくい二重ボリュームなんてありません。
その他はすべてボタン(プッシュスイッチ)です。
このボタンも、とてもここちよいプッシュ感覚。
メモリ操作などもほぼ直感でできます。
写真5 TM-701 トップビュー 430MHzファイナル M57752(10W) リチューム電池は電池ボックスに変更
写真6 TM-701 ボトムビュー 144MHzファイナル M57715R(10W)
TM-701はTM-701S 25Wモデルもあります。
当局はTM-701 10Wモデルを所有しています。
スイッチ切り替えでローパワー 1W、ハイパワー10Wがワンタッチです。
スキャンなんて使わないので、どうでもよいのですが、バンドスキャンやメモリスキャン機能も備えています。
メモリ保持にリチューム電池が使われています。
端子付きのリチューム電池は意外と高価(1200円くらい)です。ばかばかしいので、リチューム電池ボックス(50円くらい)を用いてどこでも手に入るボタン電池(CR2032 3V)が使えるようにしてあります。
写真1 TM-701 ブロック図
144/430MHzともにRFの初段は3SK184です。
IFは 30.825MHzと455KHzです。
144MHzはPLL出力 113.175MHzから115.175MHzとミックスして1st IF 30.825MHzに落とします。
430MHzはPLL出力399.175MHzから409.175MHzとミックスして1st IF 30.825MHzに落とします。
1st IFからAF段まで共通回路です。
ローカルOSC 30.37MHzとミックスして2nd IF 455KHzに落とします。
ファイナルは、
144MHzがTM701 M57715R(10W)またはTM701S M57737R(25W)
430MHzはTM701 M57752(10W)またはTM701S M57729(25W)です。
(JF1VRR)