CP-6 6バンドGPアンテナを上げる その2

投稿日 2011/09/04

​先日上げたCP-6のマストと支持パイプ(アンテナ本体)を絶縁し、再度SWRを測定してみました。また、28MHzのラジアルを再度取り付けてみました。50MHzのSWRを広範囲に計測してみました。各バンドのラジアルの寸法は変更していません。絶縁による影響を見るだけです。マストと支持パイプとの絶縁は、塩ビパイプで行います。絶縁の理由は変な共振に悩まされることが無いようにするための処置。本来このアンテナは絶縁されていても、されてなくても関係ないはずですが。マストは径48.6mmの足場用単管なので、塩ビパイプの呼び径40を40cmほどの長さにカットして使いました。塩ビパイプは下水用のVU管です。肉厚の上水用VP管だと硬くて使えないと思います。塩ビパイプを縦にカットします。金ノコで切れます。VU管だと切ったあと手で1cmくらい広がると思います。これを無理やり広げてマストに被せると、1cmくらい隙間ができて被さります。支持パイプをその上から固定します。これで絶縁完了です。28MHzのラジアルは標準サイズのまま、取り付けました。

塩ビパイプで絶縁

以下はSWRの計測結果です。

今回の計測結果は③の緑のグラフです。

結果、

マストとアンテナ本体を絶縁しただけでSWRが動いています。(28MHzのラジアルを取り付けた影響もあるかもしれません) 全体的には、高い周波数ほど大きく影響を受けたようです。各バンドの実測中心周波数とSWR 1.5以下の幅。()内は取扱説明書に載っている幅

3.5MHz: 3.520MHz 30KHz (±9KHz 18KHz)
7MHz:  7.010MHz 30KHz (±14KHz 28KHz)
14MHz: 14.040MHz 100KHz (±50KHz 100KHz)
21MHz: 21.130MHz 320KHz (±100KHz 200KHz)
28MHz: 計測不能 -> やはり何かおかしい!? (±125KHz 250KHz)
50MHz: 50.875MHz - (±1000KHz 2MHz)

3.5MHzの中心は絶縁する前より全体的に少し高くなりましたが、こんなところが使いやすそうです。
7MHzは少し低いほうに動きました。20KHzほど上げたほうがよさそうです。
14MHzはCW, RTTYにはベストポジションですが、SSBにはSWRが高すぎます。悩むところですが、40KHzくらい上げてもよさそうです。
21MHzはすこし平らになって使いやすくなりました。こんなもんでしょう。

28MHzは相変わらず異常です。コイルの切断はなさそうです。あとはラジアルの位置を50MHzと交換するくらいでしょうか。ただし、取り扱い説明書にはラジアルの取り付け位置に関する指示はありません。悩みますね。あとは、かなり高いほうで合っているのかも知れません。

50MHzは、広域を調べたところ、SWRが50.850MHzあたりに最低点がありました。50MHzともなるとかなりブロードです。
当局はCWかSSBがほとんどなので、50.200MHzあたりに、中心をもってきたいところです。そうしても、これだけブロードだと51MHz FMにも出られると思います。

次回、最終調整してレポートする予定です。

関連記事: 
6バンドGPアンテナ CP-6を上げる
6バンドGPアンテナ CP-6を上げる その3

(JF1VRR)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA