12BH7A 実測データ (D 59) Triode Unit1
投稿日 2010/12/10
12BH7A
12BH7Aはテレビの水平偏向発振、垂直偏向発振、出力用中μの双三極管です。
大きめの9ピンミニチュア管で、ヒータは6.3Vで点火することもできます。
テレビでは必ずといってよいほど使われていた球ですが、プレート損失が大きく、直線性も比較的よいのでオーディオアンプでの使用例も多いようです。
実測データより Ep 250V Eg -10V のIpと三定数
規格参考値 実測UNIT 1
Ip(A): 0.01150 0.01014
rp(Ω): 5300 4425
gm(mS): 3.10 3.30
μ: 16.5 14.3
規格参考値は「1962 ナショナル真空管ハンドブック」(誠文堂新光社)、GE TUBE DATAより
各ユニットのIp,三定数は、規格参考値からの大きなかい離はありません。こんなものでしょう。
Ep 250V、PL 50KΩ、バイアス-10V、入力信号電圧1(2.0Vpp)で、高調波歪率が0.95%でした。
備考:
手持ち真空管の固体実測データですので、参考程度としてください。
三定数は規格表の参考値となるべく同じ条件で測定していますが、あまり精度は望めません。
高調波歪率は特定条件における負荷線を6次多項式で近似して計算したものです。
参考文献:
(JF1VRR)