6267 低雑音低周波増幅用五極管 (三結)
投稿日 2015/06/06
6267 NEC製
アンプの初段に使われる低雑音、高利得のシャープカットオフ五極管です。
LUXMANのプリメインアンプ SQ38FDやメインアンプのKMQ60に使われているので有名です。
この真空管の外観はちょっと特別です。円筒形のプレートのようなものは、実はシールド板です。
ヒーターがバイファイラー巻きになっており、ヒーター・ハムの低減が図られています。
初段によく使われる球に6AU6がありますが、6267は6AU6に比べマイクロフォニック雑音が起こりにくいようです。
当局の所有は中古の6267二本で、KMQ60で使われていたもののようです。
今回は三結で実測してみました。
6267 (192) 三結 Vp - Ip特性(実測値)
ヒータ電圧/電流 6.3V 198mA
代表値 Vp 150V Vcg -3V Ip 2.24mA
6FQ7 並列接続のVp - Ip特性(実測値)
Unit1とUnit2の電極をそれぞれ接続して計測
6267 (193) 三結 Vp - Ip特性(実測値)
ヒータ電圧/電流 6.3V 197mA
代表値 Vp 150V Vcg -3V Ip 1.48mA
()内の番号は当局の保有真空管の管理番号です。
ご注意
この実測結果は、どのくらい使われたかわからない中古の真空管のものです。
6267 No.192
6267 No.193
(JF!VRR)