6K6GT 電力増幅用五極管 (三結)

投稿日 2015/06/13

6K6GTはあまり馴染みのない球ですが、一部のオーディオ・アンプに使われているようです。

当局は二本所有していますが、いずれも高校時代に先輩からいただいた古いバルボルで使われていたものです。メーカはTung-Solです。

二本の6K6GT 管理番号Bo.301とNo.302を実測してみました。

今回はGPIBで自動計測してみました。

6K6GT No.301 三結 Ep - Ip特性(実測値)
Vcgは0Vから2Vステップで-50Vまで 

6K6GT No.302 三結 Ep - Ip特性(実測値)
Vcgは0Vから2Vステップで-50Vまで 

GEのデータ・シートに三結(Triode Connection)のEp - Ip特性が出ていましたので、実測値と比較してみました。

Vcg -10Vの場合のIp
No.301、No.302の実測値と、データ・シートのグラフから読み取った規格値
カットオフはEp 60V付近

グラフにすると下のように、No.302が規格値とよく一致しているが、No.301は右に寝ています。No.301はエミッションの低下があるものと思われます。

Vcgを -10Vに固定し、Epを0Vから360Vに設定し、それぞれのIpを計測
No.302の6K&GTが規格によく一致しているが、
No.301は右に寝ている

(球を痛めるのであまりやりたくない計測です)

6K6GT No. 301

6K6GT No. 302

(JF1VRR)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA