12L6GT 電力増幅用ビーム管 (三結)
RCA製 12L6GT
電力増幅用ビーム管
内部抵抗が低く、低いプレート電圧で動作しパワーの出る球です。
最大プレート損失は10Wですが、最大プレート電圧 200V。最大スクリーン・グリッド電圧125Vという低さです。
ヒーター・バリエーションは17L6GT、25L6、25L6GT、35L6GTがあります。
12L6GTは12.6V 600mAです。
ベースピン配置は7ACです。同じ7ACの球には、6EY6、6U6GT、6V6、6W6、6Y6、12A6、12EN6、25C6等があります。いずれも6から15Wクラスのビーム管です。
12L6GTは6L6系統の6L6、6L6G、6L6GA、6L6GB、6L6GCとは異なり、6W6の特性に類似しています。
本サイトでは12W6GT 三結の計測も行っていますので、そちらと見比べてください(軸の値が違うので見にくいですが)
今回はRCA製の12L6GTを三結にし、同じ球で2回Ep -Ip特性を計測してみました。
RCA 12L5GT (122) 三結 Ep -Ip特性(実測) 1回目
RCA 12L6GT (122) 三結 Ep -Ip特性(実測) 2回目
12L6GT No.122 RCA製 三結
ヒーター電圧/電流 12.6V 592mA
代表値 Ecg -4V Ep 60V Ip 31.9mA
代表値 Ecg -10V Ep 90V Ip 22.5mA
代表値 Ecg -16V Ep 120V Ip 17.3mA
Ecg -4V Ep 60V
rp 850Ω
gm 7640us
μ 6.2
Ecg -10V Ep 90V
rp 1040Ω
gm 5760us
μ 6.4
Ecg -16V Ep 120V
rp 1330Ω
gm 3680us
μ 5.4
ご注意
この実測データはどのくらい使用したかわからない中古の真空管で行っています。
12L6GT RCA No.122
(JF1VRR)