6F5GT 高増幅度三極管

投稿日 2015/10/15

RCA 6F5GT 高増幅度三極管
トップ・グリッド
シンプルな構造のかわいい三極管

汎用高増幅度の三極管です。μは100程度で、12AX7 双三極管の一方のユニットに類似するとのことです。

特徴はトップ・グリッドですが、アンプの初段などでは、トップ・グリッドはちょっと使いにくい面があります。

アンプの初段に使われている例がありますが、あまり使用例は見当たりません。

6F5ファミリーにはGT管の6F5GTの他、ST管の6F5G、メタル管の6F5があります。

ベースピン配置は5Mですが、これは6F5ファミリーのみで使われています。

ヒータバリエーションは12F5GTのみです。

今回は、RCAの6F5GTでEp -Ip特性を実測してみました。

6F5GT 規格
Class./Const. High Mu Triode
Outline 9-17 or 9-47
Base 5M 1.N.C 2.H 3.N.C 4.P 5.N.C 6.N.C 7.H 8.K TOP.G
H.V - 12F5GT
Hv 6.3V Ha 0.3A 11s MaxPw - MaxPv 300V

6F5GT Ep - Ip特性(実測)

6F5GT Eg - Ip特性(実測) 

実測:
Hv/Ha  6.3V / 309.7mA

Ecg -1.0V Ep 120V 
Ip 0.71mA
rp 62500Ω
gm 1580us
μ 102.2

Ecg -2.0V Ep 190V 
Ip 0.35mA
rp 100000Ω
gm 1320us
μ 98.8

ご注意

この計測はどのくらい使われたかわからない中古の球で行われています。

6F5GT RCA No.407

(JF1VRR)

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