6BC8 実測データ (166) Triode Unit1
投稿日 2010/12/06
6BC8 RCA
銀色のシールド板は、平板ではなくコの字型に成型され打金加工されている
6BC8はテレビのチューナ用カスコード接続高周波増幅用バリミュー双三極管です。
6AQ8Aをバリミューにしたものということですが、あまり話題にはのぼりません。オーディオアンプでの使用例もあまりないようです。
この球は、バイアスが深くても、低いプレート電圧でプレート電流が流れ始めるため、Eg-Ep特性の肩はまるくなります。
実測三定数を以下に記載します。(Ep 150V Eg -1.0Vにおいて)
実測値
rp 12500Ω
gm 2.9mS
μ 30.3
Ep 150V、PL 50KΩ、バイアス-1V、入力信号電圧0.5V(1.0Vpp)で、高調波歪率が1.39%でした。
備考:
手持ち真空管の固体実測データですので、参考程度としてください。
三定数は規格表の参考値となるべく同じ条件で測定していますが、あまり精度は望めません。
高調波歪率は特定条件における負荷線を6次多項式で近似して計算したものです。
参考文献:
(JF1VRR)
- 6BC8 興味深い管なのですがあまり話題にならないですね。自分はよく録音機材系で使っており音も気に入ってます[ hi-hi-hi ]2018/1/25(木) 午後 3:13
- > hi-hi-hiさん テレビチューナー球で、特性のわからない中古球しか入手できないし、ネームバリューもないので使われないんでしょうね。(JF1VRR) 2018/1/26(金) 午後 11:51