12BY7A 映像増幅五極管 (三結)
投稿日 2015/05/26
テレビの映像増幅用に開発された球です。アマチュア無線のトランシーバでもファイナルの励振に使われていました。
東芝 12BY7A
1962 ナショナル真空管ハンドブックより
オーディオアンプでは、12BY7Aを使った例は比較的少ないようです。どちらかというと6AW8Aや6BM8のような複合管に目がいくのは仕方ないところです。
テレビには必ずと言っていいほど使われていた球ですので、そこいらによく転がっていた球ですが、双三極管の12BH7Aと、この12BY7Aは、球時代の代表選手のようで、いつまでも撫でていたい存在です。
今回はその12BY7Aを三結にして特性を実測してみました。
スクリーン・グリッドはプレートに。サプレッサ・グリッドはカソードにつなぎました。
今回計測した12BY7Aは東芝製です。
東芝 12BY7A Vp - Ip特性(実測値)
Vcgを0Vから-10Vに設定し、Vpの変化におけるIpを測定
(正確にはVp+Vscg - Ip+Iscg特性です)
ヒータ電圧/電流 12.6V 336mA
代表値 Vp 160V Vcg -3V Ip 16.21mA
12BY7A TOSHIBA No. 254
(JF1VRR)