6J5GT 中増幅度三極管
投稿日 2015/08/20
6J5はメタル管ですが、こちらの6J5GTはGTのガラスチューブです。
RCA製 6J5GT
μ 20の電圧増幅三極管
6SN7 双三極管の片方のユニットと同等と言われている
6J5にはJ5Gもありますが、これはSTのガラスチューブです。
ネットを調べると6J5Mというのもあるようです。これはSTのメタルです。STのメタル管はミイラのようで、ちょっと異様ですね。
さらには6J5MGというのもあって、これはアルミのケースがかぶっています。
さらにさらに、6J5V、6J5Wというのもあります。
ところで6J5は、6SN7双三極管の片方のユニットに相当すると言われています。(逆に言えば6SN7は6J5が二個入っている) 最後に6J5GTと6SN7GTを比較してみました。
6J5は形といい、使いやすそうな特性といい、オーディオ界では人気の球のようです。
今回計測したのはRCA製のメタルベースの6J5GTです。
RCA製 6J5GT (347) Ep -Ip特性(実測)
6J5GT No.347 RCA製
ヒーター電圧/電流 6.3V 284mA
代表値 Ep 100V Ecg -1V Ip 6.9mA
代表値 Ep 120V Ecg -3V Ip 4.3mA
代表値 Ep 160V Ecg -6V Ip 2.1mA
Ecg -1V Ep 100V
rp 8620Ω
gm 2780us
μ 23.4
Ecg -3V Ep 120V
rp 9800Ω
gm 2360us
μ 22.0
Ecg -6V Ep 160V
rp 13160Ω
gm 1700us
μ 21.0
6SN7との比較
6J5は6SN7の片方のユニットと同等と言われていますが、確認するために以前計測した6SN7GTのデータと比較してみました。結果は納得です!
6SN7GTの計測のときはEpが250Vまでとなっています。
参考: 6SN7GT 双三極管
6J5GTと6SN7の片方の三極ユニットとの比較
やはりよく合っている
6SN7GTはマツダ製の古い球
6J5GTはRCA製のほぼ新品
この程度だと個体差くらいに収まっていると思われる
6J5GT RCA No. 347
(JF1VRR)