アメリカ陸軍 M4シャーマン(初期型)

投稿日 2026年02月28日

アメリカ陸軍 M4シャーマン 75mm砲 初期型 1/35モデル
タミヤ ミリタリー・ミニチュア(MM)シリーズ No.190 (35190)
溶接車体に鋳造砲塔 サスペンションはVVSS
フィギュア 全身2体 上半身 2体付属
車体下部(ロアハル) MM M4 ©1987 TAMIYA 35122 0981021-02
車体上部(アッパーハル) MM M4 EARLY PRODUCTION ©1995 TAMIYA 35190 0981021-52
ランナー(B) TAMIYA MM M4 35122 0981022-01 1981 >PS<

M4シャーマンを作るにあたって、ネットの情報で勉強してみました。主にWikipediaです。Youtubeにもいろいろ面白い動画があります。シャーマン戦車はプラモデルを作っていた子供で戦車好きならば知らない人はいなかったのではないかというくらいポピュラーな戦車です。私のシャーマン戦車に対する感想は、「背高なので、すぐやられそう」でした。ただ、いろいろ情報を探ってみても、背高だから不利であったという記述は見当たりませんでした。それよりも生産数が多く、ずいぶん活躍したんですねぇ。この初期型は75mm砲で火力の面が不足していましたが、後々改良し続けられました。車輛生産数は1942年2月から1945年7月までに49,234輌です。(ソビエトT-34の約60,000輌にせまる数) 第二次世界大戦から朝鮮戦争、湾岸戦争などで活躍。日本の自衛隊にも供与され61式と交代するまで使用されたようです。レンドリース法(イギリスなどの連合国が基地を提供する代わりに、アメリカが武器を供給した)よって、様々な国にシャーマンは供給されました。

シャーマン戦車はバリエーションが非常に多く、今回製作した初期型(M4)は溶接車体で、全面のミッションカバーは鋼板三枚のボルト締めですが、車体が溶接でミッションカバーが鋳造のコンポジット(ハイブリッド)型や、車体も鋳造のものも製造されました。何やらアメリカ国内の各地の工場で並行して製造されたようで、それぞれ得意な製造方法で作られたとのこと。M4(初期型)の溶接車体は溶接が得意の鉄道車両の工場で作られました。主砲は初期型では75mmですが、76mmや105mm榴弾砲も製造されたようです。呼称は初期型で主砲が75mmであればM4(75)。ほかM4A1からM4A6などバリエーションがあります。M4A3の76mm砲であればM4A3(76)となります。これに湿式弾薬庫をもつものはWを付加してM4A4(76)Wとするようです。湿式弾薬庫とは被弾した際に弾薬庫の砲弾が誘爆しにくいように砲弾を不燃液に浸した弾薬庫です。

初期型M4のエンジンはコンチネンタル R975-C1 空冷星型9気筒ガソリンエンジンで最大約350馬力です。なんと航空機用の転用だそうです。その丸い姿は戦車の車体に飛行機が潜んでいる感じです。背高の理由はこのエンジンにあるようです。R975エンジンについては多くの動画が上がっています。

さて、タミヤのM4シャーマン初期型のモデルは1/35戦車モデルとしては比較的安い2650円で購入しました。車体下部、車体上部、ランナーBにそれぞれ刻印がありました。(冒頭の画像説明参照) それぞれ西暦年が刻印されていますが、これらは金型の制作年でしょうか。そういう意味では1981年のランナーBが一番古いようです。M4シャーマン初期型は前述のように溶接装甲の車体でので接合部は、溶接痕が再現されています。前面のミッションをカバーする部分はボルト締めタイプを選びましたが、鋳造タイプも選べるようになっています。砲塔は鋳造です。鋳肌(いはだ)が表現されていてリアルです。塗装のときにこの鋳肌を消さないようにしたいものです。鋳造車体の角の取れた滑らかなフォルムとは違い、溶接車体は角張ったフォルムになっています。前面の傾斜装甲の角度は56度がちゃんと再現されています。

M4初期型では走行転輪(ロード・ホイール)のサスペンションはVVSS型です。垂直渦巻スプリング(Vertical Volute Spring Suspension)式サスペンションというらしいですが、後に水平に配置された渦巻ばねを使用することで、乗り心地の向上、履帯幅の拡大、メンテナンス性の向上を実現したHVSS(Horizontal Volute Spring Suspension)が採用されました。見かけは一目瞭然です。ただHVSSはペアの転輪が離れていて、ちょっと格好悪いですね。 

リアパネルには観音開きの扉がありますが、これを開ければエンジンのメンテナンスができるようになっていたようです。リアにはクランクハンドルのような工具がセットされ、それを差し込む穴も再現されています。星形エンジンは、停止すると下向きのシリンダにオイルが溜まることによって始動を困難にする?原因になるそうで、クランクハンドルで何回かエンジンを回転させてオイル抜きをすると聞いたことがあります。

塗装ですが、今回は勉強のためchatGPTに相談しながら進めました。設定は北アフリカ戦線で前線から帰還した直後のM4シャーマンです。ラッカーのグレーサフを全体に塗布後、仕上がりイメージとしては、

基本は退色したOD(オリーブドラブ)
上面は日焼けでやや明るい
下部は砂埃
チッピング(擦れや弾痕などによる塗装ハゲ)は控えめ

とし、任務終了直後の整備のたね基地に帰還したところを想定してみました。

グレーサフはアクリル塗料の乗りがよくなる効果があるので必ず塗布します。鋳造砲塔で再現されている鋳肌を消さないよう厚塗りは避けました。

ベースのOD塗装は薄目で明るめとしました。chatGPTの提案は緑5 茶(バーントアンバー) 3 白 1で混色し牛乳くらいのやや薄目でしたが、ここはタミヤのアクリル塗料 XF-62(オリーブドラブ)を1:1.5くらいに薄めて使用しました。シャーマンと言えばオリーブドラブですが、今回は北アフリカ戦線ですから、日焼け、埃を考慮してあまり濃くは塗りません。

砂漠の強烈な太陽光による日焼け、砂埃を再現するため、特に砲塔、前部、エンジンデッキなどにバフ(XF-57)を吹きかけました。chatGPTにかなり薄めてと指示されましたが、薄めるとほとんど変化がありませんので、薄めずに少し距離をおいて調整しました。履帯はサフを塗布したあと、メタリックグレー(XF-56)を塗り、フラットアース(XF-52)で控えめに錆を表現しました。



今回のジオラマ画像は背景をChatGPTに作ってもらい、シャーマン戦車の埋め込みはGeminiに頼みました。chatGPTに埋め込みを依頼すると、どこかから勝手にシャーマン戦車の画像を持ってきてはめ込みますので、使えませんでした。Geminiは提供した画像をはめ込んでくれましたが、もう少し大きくして中央にしてほしいといっても、この画像ではできませんと拒否されました。それぞれ得意不得意があるようですね。このためドラム缶などとのスケールが合っていません。

ご注意:本作品は作者のいいかげんな性格と勉強不足により、装備、塗装色、編隊マーク等は史実に基づいたものになっておりません。

(JF1VRR)

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