6FQ7 ① Twin Triode UNIT 1,2, パラ接続(11) 真空管実測データ

投稿日 2010/09/30

6FQ7   双三極管

6FQ7 ナショナル

メーカ:ナショナル

管理番号:11

程度:新品 使用時間0h 未エージング(開封してすぐ計測)、特性は良好

計測項目:各ユニット、および並列(パラ)接続の場合のEp-Ip特性, Eg-Ip特性

実測データ 6FQ7 (Ep 0 - 360V/10V Eg 0 - -20V/-1V Eh 6.30V) -> See 実測データの補足

実測データより Ep 90V Eg 0V のIpと三定数

     規格参考値  実測UNIT 1  実測UNIT 2 実測パラ接続
Ip(A):     0.01000    0.00944    0.00873    0.01868
rp(Ω):      6700      7194      7092      3448
gm(mS):     3.00      2.89      2.74       5.71
μ:        20       19.07     19.35      19.69

実測データより Ep 250V Eg -8V のIpと三定数

     規格参考値  実測UNIT 1  実測UNIT 2 実測パラ接続
Ip(A):     0.00900    0.00918    0.00904    0.01871
rp(Ω):      7700      6803      7353      3610
gm(mS):     2.60      2.87      2.80       5.82
μ:        20       19.53     19.12      18.67

規格参考値は、GE TUBE DATAより

考察:
各ユニットのIp,三定数は、規格参考値からの大きなかい離はありません。こんなものでしょう。
並列(パラ)接続の場合、rpは約1/2、gmは2倍、μはほぼ同じとなりました。

以下は各ユニットとパラ接続のEp-Ip特性です。

UNIT 2のほうが若干右に寝ています。UNIT 2は高いEpのrpが大きい傾向があります。

UNIT1 ,2とも良好といえます。

6FQ7 UNIT 1 Pp 4.0W

6FQ7 UNIT 2 Pp 4.0W

6FQ7 UNIT 1 + 2 パラ接続 Pp 6W

実測データの補足:

○ファイルはエクセル2007 マクロ無しのxlsxファイルです。
○最上部はヘッダで、カラーの部分は計測パラメータです。
○データはUNIT 1, UNIT 2, UNIT 1+2(パラ接続)の順に収録されています
○データにはEp-Ip特性データと、そのグラフ、およびEg-Ip特性データとそのグラフが含まれています。
○rp, gm, μはEp-Ip特性データから計算したもので、各Epの値をグラフにしてあります。
○最後のデータとグラフはUNIT 1とUNIT 2のEp-Ip特性データの特性差を表したものですが、未完成です。

ご注意:

真空管について熟知しているわけではないので、間違いがあるかも知れません。参考程度としてください。このデータに関連した被害や損害の補償はいっさいできません。

(JF1VRR)

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