石間中郷から南尾根で城峯山
2024年02月13日 快晴 単独
投稿日 2024年02月15日
埼玉県秩父市吉田石間の中郷から南尾根で城峯山
表参道で男衾登山口へ下山し車道をもどる
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)
関東平野は2月5日に南岸低気圧の影響で雪が降り、5センチくらい積もりました。いわずもがな関東山地は白くなりました。それから一週間、三月下旬並みに暖かくなるというので、晴天が見込める13日に城峯山(じょうみねさん)に出かけることにしました。降雪日から一週間たったとはいえ、関東平野から見える奥武蔵の山々や両神山、奥秩父の山々は白いままですので、あまり深い山ではない城峯山にも雪が残っているのは覚悟。暖かさでぐしゃぐしゃでないことだけ祈って出かけました。
秩父を抜けて吉田を走り石間(いさま)へと入ります。半根子、沢口、漆木、中郷、沢戸、そして天空の山里半納と続きます。今回は城峯山を南尾根で登るということで、途中の中郷にある石間文化交流館の駐車場をお借りしました。石間辺りは秩父事件で有名なところ。文化交流館の展示も秩父事件が主だそうです。
文化交流館の駐車場から先に水車小屋が見えますが、そこにも数台の駐車場があります。身支度をして歩きだし、少し戻って中郷登山口の道標を見て急な舗装の脇道に入ります。この道はほどなく行き止まりになりますが、その手前に南尾根の取付き点があります。明瞭な道をやや右へトラバース気味に登ると15号鉄塔の分岐があります。送電鉄塔の巡視路のようです。城峯山へ進路をとってなおも登ると、今度は、漆木(うるしぎ)登山口への分岐です。機会をみて漆木からも登ってみたいものです。徐々に道は白くなり、18号鉄塔分岐辺りまで登ると辺りは真っ白になりました。靴が隠れるくらいの積雪です。雪はややゆるんでいますので、アイゼンは不要でした。途中の露岩は要注意です。
やがてまき道の分岐があります。不明瞭なので使用禁止になっています。さらに登るとピークの手前で右手下方に下り、右斜面をトラバースするように下って行きます。これは前方ピークの北側斜面が降りられないくらい急なので巻いている訳です。さらに登るとさきほどのまき道の合流点があり、林道が見えてきます。
林道は車のワダチがありますが真っ白。雪がたっぷりでアイスバーンではないので逆に安心して歩けます。やや下って行くと駐車場があり、少し登り返すと城峯神社です。オオカミの狛犬に挨拶して拝殿にお参りしました。表参道の下山口の確認を忘れたので参道の杉並木を下って狛犬のある参道を確認しておきました。神社に戻って雪の道を20分ほど頑張れば山頂です。
山頂には一等三角点があり、電波塔を兼ねた展望台があります。ここの360度の展望はすばらしく笠山、武甲山、奥秩父の山々、両神山、二子山、御荷鉾山、浅間山、北毛の山々、上越の山々など、枚挙にいとまがありません。景色を堪能して昼食をいただき、城峯神社も戻って、表参道を男衾(おぶすま)登山口へと下りました。
表参道の道はずっと沢筋で展望がありません、それに対して南尾根はところどころ展望が得られ、徐々に高度が増すのを感じられて登り甲斐があります。道は明瞭で道標もしっかりしています。途中の露岩の通過は要注意です。いくつか送電鉄塔への分岐がありますが、巡視路なので入らないようにしたほうがよいでしょう。
表参道の下部に半納(はんのう)への分岐があります。半納にも登山口があるようです。半納は天空の山里。一度訪れてみたい所です。今回は積雪の城峯山をたっぷり味わえた山行でした。
主な通過時刻:
石間学習交流館の駐車場 9:04
林道終点手前(南尾根登山口) 9:17
15号鉄塔分岐 9:44
漆木登山口分岐 10:35
18号鉄塔分岐 10:58
まき道分岐 11:33
林道に出る 12:18
城峯神社 12:39
城峯山山頂(電波塔展望台) 12:59(昼食)
城峯神社下表参道入口 13:41
半納分岐 14:23
男衾登山口 14:36
石間学習交流館の駐車場 15:17
総歩行距離 11.5km
所要時間 6時間10分
石間学習交流センター下にある駐車場
南尾根登山口
南尾根はこの地図の赤破線
漆木登山口からも南尾根に乗ることができる
15号鉄塔への分岐
送電鉄塔の巡視路と思われるので入らないほうがよい
このあたりの積雪はあまりない
この日は快晴で冬枯れの樹間からの眺めが美しい
漆木登山口分岐
そろそろ雪が出てきた
18号鉄塔分岐
これも送電鉄塔巡視路と思われるので入らない方がよい
雪は靴が入るほどになった
まき道分岐
不明瞭なので使用禁止の看板あり
城峯山山頂の電波塔が見えてきた
雪は数日前のトレースがあった
城峯神社
手前にオオカミの狛犬
参拝を済ませ山頂に向かう
山頂の電波塔が間近
雪と青空が美しい
城峯山山頂
一等三角点「城峯山」標高1037.76m
電波塔展望台からの眺め
両神山方面
下に沢戸辺りの集落が見えている
ほぼ360度の展望(北毛、上越方面がやや木で隠れる)
(雅熊)