田沼 宇都宮神社から不動岳経由で唐沢山
2018年4月1日 晴れ 単独
投稿日 2018年04月02日
三月下旬からよい天気が続いています。桜が咲き進み、五月ごろの陽気ということもあって、山や山里はどんどん春の装いになってきています。ヤシオツツジも少し早目のようですし、気の早いヤマツツジがすでに咲いていたり。今年は花の咲き時の見極めが難しいようです。
そんな春の陽気に誘われて栃木県佐野市田沼町の唐沢山(からさわやま)に登ってきました。唐沢山は、大鳥屋山(おおとやさん)側の林道から登ると近いのですが、今回は宇都宮神社から不動岳経由で登り、唐沢山から尾根を折り返すような形で宇都宮神社に戻る周回ルートをとりました。総歩行距離は12.6Kmと少しロングトレイルとなりました。
栃木県佐野市田沼町の宇都宮神社から不動岳経由で唐沢山
緑破線:予定ルート 赤実線:歩行GPS軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)
通過時刻:
宇都宮神社近くの駐車場 9:15
三等三角点 点名 不動入 337.65m) 10:38
不動岳(P378) 11:00
P458 11:48
P468 12:24 (昼食)
唐沢山(三等三角点 点名 唐澤 554.91m) 12:54
P428 13:25
P351 14:10
P416 14:40
宇都宮神社近くの駐車場 15:48
所要時間:6時間33分
総歩行距離:12.7Km
宇都宮神社
長元元年創建とのこと 1000年以上前
旗川を望む小高い岩の上にある
辺りは桜が咲き野鳥がさえずるのどかな場所
(下山後撮影)
車を栃木県佐野市から田沼町に進め、旗川沿いにのどかな山里を走ります。宇都宮神社は露岩の上に建てられた小さな神社ですが、近くには広場や駐車場、トイレが整備されています。この日は神社の例祭だったようで、人々が集まっていました。一言断って、駐車させていただきました。
道路脇の電柱から尾根に取り付く
いきなりの急登
(少し入って振り返って撮影)
尾根取り付き点は神社の上の道路脇に立つ電柱のところです。いきなり急登になりますが、赤テープの誘導もあって順調に尾根に乗り、石祠を見て、右下にゴルフ場が見える山桜の咲く明るい尾根筋を登ります。P298には石灯篭二基と石祠がありましたが、荒れています。
三等三角点 点名 不動入 標高 377.65m
ここからしばらく歩いた不動岳には三角点はありません
小ピークのアップダウンがあって、再び石祠を見て、尾根筋が平坦になったら三等三角点 点名 不動入のP377です。秋山川側の村落が緑の畑の中に民家が並んでいます。P377から尾根を忠実に進むと不動岳です。
展望のよい露岩から
入御神楽の谷合を望む
不動岳はどこがそうなのかわからないような雑木の小ピークで、看板や三角点などはなにもありません。うっかりすると気付かずに通り過ぎてしまいそうです。不動岳からは、石祠のあるピーク、P458、P468を経て唐沢山に至ります。
唐沢山山頂
三等三角点 点名 唐沢 標高 554.91m
唐沢山山頂には三等三角点 点名 唐沢があり、標高は554.91mです。山頂は狭く、雑木で覆われていますが、ヤシオツツジが一本歓迎してくれます。唐沢山からはルートを南西にとり、急斜面を下ってP428を踏み、露岩の痩せ尾根を慎重に下って行きます。下りながら大鳥屋山方面が望めます。
唐沢山からP428側に下ったところから大鳥屋山への稜線
奥の丸いピークが大鳥屋山
下りに使った尾根は、登りの尾根よりも小いさく標高も少し低いのですが、P351あたりまでは露岩が多い痩せ尾根で面白いところです。P351以降は側林帯に入ったり、平凡な雑木の尾根になるので幾分面白みに欠けます。P416への登りは、ここまで歩いてきた疲れた体にはこたえる登りです。そのあと更にいくつかのピークを越えて、右寄りに下降したら藪になって道路に降り立ちます。
P428付近から閑馬の岩峰群
全体的に、あまり歩かれない尾根と思いますが、先人の新旧赤テープが要所要所にあり、迷うことは無いかと思います。平凡なところもあり、ピークを一つ一つ越えて行くのは結構しんどいものですが、所どころに石祠などがあり、愉しませてくれます。
ヤシオツツジや山桜が山面を染めていました。野鳥は盛んにさえずり、恋の季節到来。緑の中の山村ものどかに見えました。いい季節です。
(熊五郎)
コメント(2)
- もう花に彩られてきましたね。本当にいい季節ですね。 (agewisdom) 2018/4/2(月) 午後 10:52
- > agewisdomさん いい季節になりました。もうすぐ山も新緑に覆われます。(熊五郎) 2018/4/2(月) 午後 11:02