薬師寺を訪れました
投稿日 2015年02月24日
奈良 薬師寺西塔
昭和56年(1981年)に再建された
奈良の薬師寺を訪れました。
この日は雨模様でしたが、大した降りではなく、傘なしでも拝観できました。
ここを訪れたのは約40年ぶりとなります。あの時からずい分長い時が流れました。
中学生のころ、友人の一人がぜんそくとのことで、大阪から薬師寺のある奈良の西の京に引っ越しました。
仲のよかった友人だったので、その後西の京に友人に会いに行ったことがありました。
最初新居の場所がわからず、歩きまわった末にやっとたどりつき、友人のお母さんにサンドイッチを出してもらったときはほっとしました。
お母さんに「迷ったときは、酒屋さんに聞くといいのよ」と、言われたときは、知恵のない自分にがっかりしたことを思い出します。
友人とは久し振りの再会でした。大阪からわざわざ訪ねてきてくれたら、嬉しいにちがいありません。薬師寺や近くの古墳(垂仁天皇陵)を案内してもらい、私の奈良に対するイメージが決定づけられました。
大阪に比べて、その頃の西の京あたりは畑や田圃も多く、ここなら友人のぜんそくも治るだろうと思いました。
当時、私が訪れたときの薬師寺は、東塔しかなく、西塔はその土台だけでした。
不思議と仏像の印象はまったく消えて、この土台の印象だけが鮮明に残っています。
土台だけだった西塔は、昭和56年(1981年)に再建され、今はその優美な姿を見ることができますが、逆に今回、東塔は解体修理中で見ることができませんでした。このため、私は二つの塔が揃った薬師寺を見たことがないのです。早く、二つの塔が揃った薬師寺を見たいものです。
ところで、塔をよく見ると瓦屋根が六枚あるので、六重の塔のように見えますが、実は三重の塔とのことです。いずれにせよよく見る五重塔とは違った趣のある塔です。
今、その友人はどうしているのかわかりませんが、こんど二つの塔が揃った薬師寺を訪れることがあったら、家を探してみようかと思いながら帰途に着きました。
(熊五郎)
コメント(2)
- 修学旅行の生徒を連れて何度か訪れています。先端の九輪が美しい党ですね。お坊様のお話が面白かったのを覚えています。 2015/2/24(火) 午後 3:00
- うちの娘も懐かしいと言ってます。今回のように何もない日に拝観しても、一人のお坊さんにも会いませんでした。単なる観光名所ですね。写経所はいつでも受け付けてくれるようですが。(熊五郎) 2015/2/24(火) 午後 4:50