秩父 武甲山に逢いに

投稿日 2011年06月07日

​秩父の武甲山に、久しぶりに逢いに行ってきた。

といっても妻と久しぶりに出かけることになり、そのついでのことだ。

ある会のメンバーで出かける予定の場所を視察したいということで、

候補に上がっていた秩父の皆野にある「梵の湯」という日帰り温泉に行ってみた。

ひと風呂あびていい気分で、秩父市方面に向う。

国道140号は使わず、ナビの指示通り、荒川右岸の県道を行く。

この県道は少し高いところを通っているため見晴らしがよく、武甲山がよく見える。

天気がよく気温も高く、暑いくらいで、

少し霞んでいたが、その堂々とした姿に、いつもながら身がひきしまる。

石灰岩の採掘はどんどん進んでいるが、どうやら頂上部をのこし、山全体の姿がなくなるわけではないようだ。

秩父の名峰 武甲山(別の日に撮影)

秩父の名峰だけに、いつまでもそこにそびえていてほしいものだ。

「国敗れて 山河あり」というが、

疲れた現代人でも、ふるさとに帰ったら、昔ながらの山々がそこにあってほしいものだろう。

秩父の人にとってもそうであろう。

山は本来いつまでも変わらないもの。最終的な心のよりどころである。

ところが現代においては、それは当てはまらない。

山ひとつなくなることもあり得る時代なのだ。

・・・・

秩父 二十四番札所 法泉寺のご朱印

ちょっと遠回りして秩父札所に立ち寄り、ご朱印をいただいた。

母が亡くなったときに、供養のために始めた秩父札所めぐり。

二十八年も経つというのに、まだすべて廻りきれていない。法泉寺もそのひとつだった。

116段の急な階段を登って境内に入り、振り返ると武甲山がよく見える。

梅雨の合間の晴れであったが、

月曜日だったせいか、人出もすくなく、

久しぶりに妻とゆったりとした時間を過ごせた。

(熊五郎)

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コメント(2)

  • アラ、奥様とおふたりでいいですね。山の壁面が削り取られて痛々しいです。資源を提供してくれている山に感謝しつつ、でも山頂は残してほしいですね。「ふるさとの山に向かひて」ですから、大切にしたいですね。 2011/6/7(火) 午後 5:22
  • agewisdomさん、ふるさとの山はありがたいものです。変化の激しい現代でも、ふるさとに帰れば幼いころと同じ山がそこにあって、お帰りと言ってくれているような。そういう存在ですね。親がいなくなるとなおさらそう思います。(熊五郎) 2011/6/7(火) 午後 6:05

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