ひなたの径
投稿日 2018年02月04日
群馬県桐生市 八王子丘陵 菅塩峠付近
立春の頃、山の木々はまだまだ芽吹いておらず、林床は明るい。
春真っ盛りになって新緑が山を覆う頃の木漏れ日もよいが、今頃の冬枯れの空から降り注ぐ日差しもよいものだ。それはストレートで、地面にくっきり木の影が落ち、身体をダイレクトに温めてくれる。
歩いていると、日当たりがよくて、いつまでもそこに居たいと思うような場所がある。先日歩いた八王子丘陵の菅塩峠(すがしおとうげ)近くにもそんな場所がある。そんな場所では、しばらく佇んで、口にチョコレートを放り込み、頬に当たる陽光で溶かしてみる。
こんな寒い時季になんで山に登って、さらに寒い思いをするの?とお思いの方も多数おられるだろう。しかしこんな陽だまりの径を見つけると、山に登る者にとっては至福の時が流れるのだ。
「枯れ径を辿って陽光の中に居り」
(熊五郎)
コメント(2)
- 確かになんで?って思います。でも、地表を照らす柔らかい日ざしを見るとお気持ちわかるような気もします。 (agewisdom) 2018/2/8(木) 午後 0:01
- > agewisdomさん どういう形にしても、春を感じることは大切ですね。(熊五郎) 2018/2/8(木) 午後 1:08