上州赤城山の一等三角点
赤城山 地蔵岳の 一等三角点 本点 標高 1673.88m。赤城山は群馬県の上毛三山の一つである。すっぽりと群馬県内にあり、他県とは接していない。赤城山というピークは無く、上部のカルデラ湖である大沼をぐるりと取り囲むようにいくつかのピークがある。最高点は「黒檜山」1828m。地蔵岳は大きなカルデラ湖の中に比較的新しく登場した寄生火山で、カルデラ湖を今の大きさの大沼にした。山頂部は丸く広いので、放送局の電波塔が林立する。三角点のある山頂部は岩がゴロゴロしており、昔、建造物があったのか?石垣が残っており、石仏や石塔がある。眺めは黒檜山をはじめ、大沼などが素晴らしい。標石は保護石とともにコンクリートに埋め込まれているが、やや風化が進む。点名は「赤城山」で、ここに赤城という名が残っているが、麓には赤城神社があり、大沼の湖畔に赤城神社の奥宮が鎮座する。
(雅熊)