東京都青梅市 赤ぼっこ、天狗岩

2025年10月19日 曇り 3名

投稿日 2025年10月21日

東京都青梅市 釜の淵公園から天祖神社、旧二ツ塚峠、馬引沢峠、赤ぼっこ、天狗岩、要害山と辿り、和田町に降りる
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:
釜の淵公園 駐車場 7:14
天祖神社下 7:42
旧二ツ塚峠 8:51
馬引沢峠 9:18
赤ぼっこ 9:41
天狗岩 10:10
要害山 10:44
和田町 11:41
JR青梅線 宮ノ平駅 12:05
JR青梅線 青梅駅 12:12
釜の淵公園 駐車場 12:39

総歩行距離 11.4km (JR青梅線乗車区間含まず)
総歩行時間 5.0時間
総累積標高 +600m

今年の9月は天気が合わず0山行。しかも10月に入っても天気が悪くなかなか登山日和となりません。ということで、今回は久しぶりの登山となりました。一か月半以上も山に行けずに過ごした結果、ふくらはぎの筋肉はぶよぶよ。あまりきつい山には行けないので選んだのが青梅の赤ぼっこ。ただしこの日も降雨確率60%と高く、同じく山に飢えていた3G山クラブのメンバー3人で、雨覚悟で出かけました。

赤ぼっこは東京都青梅市街を北側から囲む小高い稜線の一角で、稜線からやや北側(青梅市街側)に突出した赤土の好展望地です。赤ぼっこのある稜線は標高400m前後の緩やかな稜線で、南側の日ノ出町と青梅市を分けています。赤ぼっこから見下ろすと、奥多摩のほうから来た多摩川が深く切れ込んでいるのがわかります。多摩川は梅郷から和田、そして青梅市街を抜けて関東平野へと流れ下っていきます。梅郷や和田あたりは住宅地ですが、青梅市街はさすがに大きなビジネス街という感じで広がっています。

今回は、青梅市街を流れる多摩川が大きく屈曲した釜の淵にある公園(釜の淵公園)の駐車場をお借りしました。以前はかんぽの宿だった建物が建っていますが、今は亀の井ホテルとなっています。ホテルの前を通り過ぎ、住宅裏の細道を歩いて県道に出て天祖神社に向かいました。天祖神社は長い石段の上にありました。参拝を済ませて社の横にある旧二ツ塚峠方面を指す道標を確認して尾根道に入りました。緩やかな広い道をたどります。明るくなったと思ったら、下の日の出町側に大きな墓地が展開します。尚も進むと長渕への道を分けますが、この道はどうやら廃道のようです。さらに進んで旧二ツ塚峠の手前で駒木町へ下る道が分岐します。こちらは使えそうです。少しショートカットするには駒木町から登ればよいようです。

旧二ツ塚峠に到着。ここからは日の出町方面に下れるようです。脇の小平地にベンチがあったので一服しました。峠からは稜線伝いの道で、なにやら騒がしい音が聞こえてきたと思ったら、処分場の音でした。コンクリートを粉砕したりしているのでしょうか。薄暗い道の左(南側)は侵入防止柵になっています。樹幹から処分場の大きな建物が見えました。途中の馬引沢峠からさらに赤ぼっこ近くまで柵は続いています。ようやく柵と別れてしばらく歩くと道標があり、赤ぼっこを指しています。その方向に進むと前方が開け、赤土の露出した好展望地となります。この赤ぼっこには三等三角点「平ノ沢」409.59mがあります。ベンチが設えられており、ゆっくり展望を楽しめます。眼下には青梅市街、西寄りに梅郷、和田方面の住宅街。深く切れ込んだ多摩川に、赤い橋(和田橋)。奥多摩の玄関口の山、大岳山、川苔山、高水三山、、遠く日光の山、筑波山が見えています。東京都心も近く、スカイツリーはその形が分かるほどです。東京都庁もわかりました。

赤ぼっこで展望を楽しんだ後は天狗岩に進みます。天狗岩も稜線からやや北側に突出したところにありますが、丸太の階段を結構下ります。行き止まりが天狗岩の上らしいのですが、あまり岩の上に立っている実感はなく、単に好展望ポイントに出ただけのような感じです。おそらく足下には大きな岩があるのでしょう。ここは赤ぼっこよりも梅郷や和田の町が近づきました。稜線に戻ってふたたび歩き出し最後のピーク要害山へ向かいます。要害山は何の変哲もないピークでした。昼食をとる予定でしたが、暗いし見通しもよくないので、さらに進んでP388の手前の下山道が分岐するところで昼食としました。ここで小雨がぱらつきましたが、たいしたことはなく、いつの間にか止んでいました。

昼食を済ませて和田町へと下山開始。にぎやかな小学生の団体とすれ違い、ほどなく舗装道に出てバイクの音のにぎやかな県道伝いに歩いて、赤ぼっこから見えていた和田橋で多摩川の対岸に渡り、JR青梅線の宮ノ平(みやのひら)駅から一区間の乗車で青梅駅。青梅駅から釜の淵公園の愛車へと戻りました。青梅の町は昭和レトロで売り出しているとのことで、県道沿いの建物はところどころレトロ感が漂っています。住宅地に入ると道は傾斜のある迷路のようで、スマホに導かれなければ迷うでしょう。釜の淵公園の多摩川の河原ではテントを張って楽しんでいる家族や釣りを楽しんでいる人を見ました。青梅市民の憩いの場所のようです。車に戻った我々は河辺(かべ)駅前にあるイオン5階の「梅の湯」に寄り、さっぱりして帰途につきました。

天祖神社
長い石段の上に祭られている社の横から尾根に入る

旧二ツ塚峠へ向かう尾根道
歩きやすい道で徐々に高度を上げる

旧二ツ塚峠
左手に小平地がありベンチが設えられている

馬引沢峠
処分場の侵入防止柵に沿う道の途中にある峠

赤ぼっこ
稜線から少し北側に突出した好展望地
関東大震災で崩れたという赤土が露出している

赤ぼっこからの眺め
青梅市街

赤ぼっこからの眺め
多摩川に沿う和田町、梅郷方面
多摩川に掛かる手前の赤い橋は和田橋

天狗岩
この先に進むと天狗岩の上に出る

多摩川を渡って釜の淵公園に戻る
正面のは亀の井ホテル

(雅熊)

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