道の駅おがわまちから仙元山、青山城址

2025年11月30日 晴れ 3名

投稿日 2025年12月04日

埼玉県比企郡小川町 道の駅おがわまちから西光寺、見晴らしの丘公園、仙元山、青山城址
青山天満宮経由で下山
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:
道の駅おがわまち 8:18
西光寺 08:25
見晴らしの丘公園 08:54
仙元山山頂 09:25
青山城址 09:45
仙元山山頂 10:08
百庚申 10:15
青山天満宮 10:37
道の駅おがわまち 11:15

総歩行距離 6.4km
総歩行時間 3.0 時間
総累積標高 +354m

今回登った仙元山は埼玉県比企郡小川町の街並みを見下ろす位置にある低山里山です。中腹に見晴らしの丘公園というアスレチックやスライダー、展望台のある広場になっていて、車でも来れる小川町民の憩いの場です。標高は約300m。ちょっとしたハイキングや散歩にちょうどよい高さです。

仙元山というと、あちこちで聞きますね。実際仙元山という名前の山はあちこちにあります。富士といえば浅間様。仙元は浅間(せんげん)とも読めるので、関連があるのかもしれません。実際、秩父に仙元峠という峠がありますが、昔、富士信仰の富士講の人たちが盛んに越えた峠で、峠まで登って来た人たちが初めて富士の姿を見て感激したと聞きます。仙元山は富士の見えるところ。富士登山の代わりになる山。という意味があるのかもしれません。

今回は久しぶりにジジイ三人が集まって、天気のよい日のぶらりハイクとなりました。車を道の駅おがわまちの駐車場をお借りして置きました。まだ会館前の道の駅には、近くの農家からのネギの搬入が行われていました。すぐ下の槻川を渡ると西光寺です。寄りませんでしたが、鐘楼を兼ねた山門が印象的な古刹です。車道を少し歩くと斜めに道が上がっています。看板によるとこの付近は、カタクリと蝶のオオムラサキが見られるとのことでしたが、今回は季節的に遭えません。

入口から少し登ると植林の中に道は続きます。やや斜めにつけられた道は急ではありません。体が少し温まったころに見晴らしの丘公園にひょっこり出ます。そこは公園の駐車場で脇にトイレ。スライダーやアスレチックもあります。高さ20mくらいの木造の展望台に寄ってみました。さすがによい眺めです。赤城山、榛名山、金勝山、官ノ倉山、笠山、堂平山など比企の山々が並びます。眼下には小川町の街並み。公園は開園前で人けはありません。

すこし上にスライダーの発進地があるのでそこまで登って仙元山への登山道にはいります。やはり植林帯ですが、南側の雑木からこぼれる陽をときどき受けながら歩きました。百庚申への分岐を確認してさらに進みます。仙元山の山頂はあまり展望はありませんが、北側の小川町の街並みが少し見えています。ここには二等三角点があって、点名は「青山」。標高は298.86mです。そのまま青山城址へ向かいます

少し下って鞍部から再び登ると小さな堀切が確認でき、その先が平になっています。青山城址です。看板によると戦国時代の山城とのことです。今は杉の木で覆われていますが、往時は見晴らしがよかったのでしょう。下はJR八高線が走る狭い谷筋です。おやつをいただいた後、仙元山に戻り、確認しておいた分岐から百庚申に向かいました。百庚申は細長い小平地の縁にこの辺りで算出する緑泥片岩で作られた板状の庚申塔がずらりと並んでいます。なぜここにという感じもしますが、庚申信仰の強さを感じます。

このあと麓の青山天満宮へ下り、車道に出て道の駅へ戻りました。午前中に降りてきたので昼食は車の帰り道で寄りました。無風快晴の日のハイキングはなかなか気持ちのよいものです。

曹洞宗 瑞龍山 西光寺
天文2年(1533)創建
鐘楼のある山門が印象的

見晴らしの丘公園から眺める
小川町の街並み
右端の大きなマンションは小川町のシンボル的存在

仙元山に向けて歩く
植林帯だが、南側が雑木林になっており朝日が差し込む

パラグライダーの発進所からの眺め
スカイツリーが見えるはずだが、この日は霞んでいた

仙元山山頂
北側が開けており小川町が少し見える
二等三角点 青山 298.86m

青山城址
戦国時代の城
辺りにははっきりした遺構が見られる


(雅熊)

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