上養沢からサルギ尾根で高岩山、大岳山、白倉へ下る
2026年02月01日 快晴 2名
投稿日 2026年02月03日

東京都あきる野市 上養沢からサルギ尾根で高岩山、大岳山、白倉へ下る
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)
主な通過時刻:
十里木の駐車場 07:25 - 08:20
西東京バス 落合橋BS 08:34 - 上養沢BS 08:52
養沢神社 08:53
サルギ尾根 高岩山 11:00
展望台 11:56 (昼食)
御岳山からの登山道合流点 12:37
大岳山荘 13:09
大岳山山頂 13:38
白倉下降点 14:23
白倉BS 15:55
西東京バス 白倉BS 16:57 - 十里木BS 17:15
総歩行距離 9.4km
総歩行時間 7.0時間
総累積標高 +1001m
大岳山は奥多摩三山のひとつで、山頂に花崗岩の立派な山頂標石がある山である。この東京都が建てた立派な標石は大岳山のほかには雲取山、御前山、三頭山、鷹ノ巣山、川乗山などにある。東京都の自慢の山であろうか?当然これらの山には立派な道標や避難小屋などが整備されている。
私にとっては初めての大岳山。どこから登ろうかといろいろ思案していたのだが、今回はサルギ尾根からの登高となった。ほかには鋸尾根から、海沢探勝路から、御岳山から、檜原村側からといろいろ考えられるが、鋸尾根からはしばらく前に奥多摩駅から鋸山に至ったが、大岳山までは老体にはきつかった。海沢探勝路は現在通行止めと聞く。檜原村側はどちらかというと下山に向くと考えた。御岳山からが最も近く一般的だが、少し安易すぎる。そこで選んだのがサルギ尾根である。
いつもながら車でのアプローチは駐車位置が問題である。今回は十里木(じゅうりぎ)の駐車場をお借りした。近くに瀬音の湯という温泉があり馬頭刈山(まずかりやま)の登山口でもある。そこから上養沢BSまで西東京バスに乗る。正確にはサルギ尾根の取り付き点である養沢神社は大岳鍾乳洞入口BSがもっとも近い。ただし終点の上養沢BSからでも歩いて1分である。今回は十里木に7時半ごろ着いたので、上養沢行のバスまで1時間待機となった。十里木のバス停は少しわかりにくい。五日市駅から来たバスが上養沢へ行くのではなく、近くの瀬音の湯から出たバスが上養沢へ行くのだ。このためバス停が別になっている。ややっこしいので我々はひとつ上養沢側の落合橋BSから乗ることにした。(駐車場すぐ上の十里木BSからは乗れないので注意)
サルギ尾根の取り付き点が養沢神社からだとうっかり忘れていた我々は、終点の上養沢BSで下車した。正しくは大岳鍾乳洞入口で下車しなければならない。幸い両バス停の距離は100mくらいしか離れていないため、1分歩けば解決する。大岳沢にかかっている赤い欄干の橋が目立つ。ここの神社は手前に石の龍が対で置かれているのが特徴的だ。社の右側にひっそりとある道標が登山口。
サルギ尾根の取り付きはいきなりの急斜面である。足首がまったく普段の角度に戻せないので、仕舞いには痛くなってくる。20分ほどでやや緩くなるがそれでも急である。最初のピークまで登ってやっと一息つける。高岩山の手前は岩稜になっていて気を抜けない。しかし高度はどんどん稼げる。地図によると高岩山まで1時間20分となっているが、我々は2時間かかった。登山口から高差600mくらいだから我々としては標準だ。高岩山からは一段上に赤い東屋のようなものが見える。もちろん、大岳山も姿を現し、御岳山や日の出山も近い。
高岩山を出発し約1時間で見えていた東屋に着く。赤く塗られた展望台であった。もちろんさっき居た高岩山が下にあり、背後に青梅の町や関東平野が広がっている。五日市の方からくる麻生山の稜線も見えている。この展望台までくればあとは稜線までルンルンだ。正午近いので昼食とした。御岳山から来る登山道が近づくと、さすがに登山者を見るようになる。みんな御岳山から大岳山を往復しようという登山客だ。大岳山の東側の肩にある大岳山荘はもう古くなったのか、営業していないようだ。トイレは使える。鳥居の上に大岳神社が祭られているが陽があたらず寒々しい。道は岩場をへつるように東側に回り込み、南側に出て少し登ると大岳山山頂だ。
山頂の立派な花崗岩の山頂標石。二等三角点。そして奥多摩、丹沢の山々、富士。東から南、西側まで見えているが、北側は茂みで見えない。ゆっくり休む間もなく、山頂から直接馬頭刈山方面への尾根に下降する。あまり使われていない下降ルートだが、10分くらいの急斜面との格闘で傾斜が緩み、大岳山荘や鋸山方面からの一般道と合流する。馬頭刈山方面への尾根道は快適で美しい。石のベンチが設えてあって、そこでも富士が拝める。ベンチからさらに少し下ると、道標が白倉(しらくら)を指している。白倉への道は植林帯の急斜面で、ここを登りに使うと単調であろう。しかし丁石が点々とあって道が窪状になっているので、昔かなり使われていたようだ。おそらく白倉から大岳山への参道だったのだろう。そういえば白倉にも大岳神社が鎮座する。しかもその立派さには驚く。
白倉BSまで降りてきたのが15時55分ごろ。十里木へ戻るための五日市駅行きバスは16時57分。ここでも1時間待ちとなってしまった。この日は快晴で雲一つなく。風もない登山日和だった。このような天気であればたとえ空気が冷たいこの時季であっても快適な登山が楽しめる。期待したサルギ尾根は、小気味よく高度を上げる露岩まじりの尾根で、非常に気に入ってしまった。上養沢から奥へ進むと日の出山に登れるので御岳山からの周回でサルギ尾根を下降するのもよいかもしれない。

養沢神社
サルギ尾根にはこの神社の社の右側から取り付く
いきなり急な斜面
今回は上養沢BS(終点)まで乗り1分ほど戻ったが、大岳鍾乳洞入口BS下車がよい

最初のピーク
いきなりの急斜面だったがここまで来ればヤレヤレ

高岩山付近から眺める大岳山

高岩山
標高 920m

展望台からの眺め
正面に高岩山
左は麻生山 その奥に青梅の街

大岳山
御岳山からの道と合流し、大岳山を目指す
さすがによく踏まれている

大岳山山頂
奥多摩三山のひとつ
立派な花崗岩の標石がある
二等三角点 大岳 1266.43m

大岳山山頂からの眺め
右は御前山 中央中間に三頭山 間に遠く大菩薩嶺
御前山の右肩に国師ヶ岳

大岳山から急斜面を下る
一般道ではないようだ

大岳山から馬頭刈山への稜線
よい道が続く

白倉への下降点

白倉の大嶽神社
立派な社
大岳山までは丁石のある古い登山道
昔、かなり利用されてたようだ

白倉のバス道にある白倉BS
左上に目立たないが「大岳山入り口」とある
(雅熊)

