八王子丘陵 茶臼山周辺の枝道

2018年2月28日 曇り 単独

投稿日 2018年03月02日

​八王子丘陵は今回で6回目になりました。先日八王子丘陵でお会いした「茶臼山の主」さんから頂いた茶臼山周辺の地図を参考に、細線で描かれているルートを歩いてみました。細線で描かれているルートは枝道と言えるかと思います。

八王子丘陵の茶臼山周辺の枝道
①から⑤の枝道の存在を確認してみました。
緑破線:予定ルート 赤実線:歩行GPS軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

その枝道(地図上の番号)は、

①茶臼山南側鞍部から北側の肩に出るルート
けもの道程度となって消えかけている。一般利用は不可。
北側出口付近直前の崩壊窪状部通過の部分にロープがかかっている
利用価値はほとんどない。

②茶臼山南側の肩から鉱山試掘跡ルート
露岩の連続で急傾斜。 補助ロープあり。電線の下をほぼ忠実に辿る。
今回は下降したが、登っても面白いルート。一般向きではない。

③主稜線から樹徳幼稚園に下る小尾根ルート
最初藪が濃い。ほぼ踏み跡なし。一般利用は不可。
二か所も石祠があるので昔道があったか?

④茶臼山西側直登ルート
踏み跡あり。山頂直下が急。北側の肩から回ったほうが安全。
雑木の幹をつかんで登るくらい急なので一般向けではない。

⑤茶臼山南側鞍部から姥沢の頭をトラバースするルート
踏み跡がはっきりしている。一般道として利用可。
姥沢の頭をパスして荒神山方面に行くのによい。

今回は、車を藪塚側の東毛青少年自然の家の前にある駐車場を利用し、チゴユリ・コースで稜線に出て、①を通過。茶臼山山頂から②で一木口への道に下降。そのまま一般道で姥沢の頭の西の主稜線に登り返し、③で樹徳幼稚園前に下降。茶臼山北西尾根を登って、④で山頂に直接出て、⑤で主稜線に戻り、姥沢の頭から立岩コースで駐車場に戻りました。今回も複雑です。低山ならではの歩き方です。

通過時刻(A点からK点は地図参照):
東毛青少年自然の家駐車場 10:04
チゴユリ・コースで主稜線(A点) 10:30
茶臼山南側鞍部(B点) 10:54
①で茶臼山北側肩(C点) 11:14
茶臼山山頂 11:20
②の下降点(電柱あり)(D点) 11:27
一木口への道(E点) 11:45
主稜線(F点) 12:02
③の下降点(G点) (昼食) 12:21
樹徳幼稚園前(H点) 12:57
④の直登ルート取付き点(I点) 13:21
茶臼山山頂 13:27
茶臼山南側鞍部(J点) 13:36
主稜線(K点) 13:40
立岩コースで東毛青少年自然の家駐車場 14:12

所要時間:4時間10分
総歩行距離:7.3Km

八王子丘陵の茶臼山周辺は登山道が複雑に入り組んでいます。桐生市の広沢町から登る方や、太田市の藪塚町側から登る方が一般ルートを利用して様々に楽しんでおられます。しかし、あまり利用価値の無い道は、だんだんと忘れられ消えゆく運命にあるようです。そんな消えゆくルートまで、かなり正確に描かれている「茶臼山の主」さんから頂いた地図は、かなり貴重なものと言えます。(著作権の関係でお見せできませんが)偶然お会いして頂いたことは、大変ラッキーでした。

今回歩いた枝道は、「茶臼山の主」さんの地図では細線で描かれています。それはあまり利用されていないことを示すものとして、枝道と呼ばせていただきました。実際歩いてみると、予想以上に消滅しかかっているようで、前述のように、すでに一般利用はできないものもあります。

①の入り口
茶臼山南側の鞍部
道標の後ろから藪をわけながら侵入

①の出口
茶臼山北側の一般道に合流

②の入り口(下降点)
電信柱の下に踏み跡が下っている
すぐに露岩が現れ補助ロープがかかっている

②の途中(2/3ほど下)にある鉱山試掘跡の小さな洞穴
②のルートはこのような金山流紋岩(熔結凝灰岩)が露出している

②の出口(下部)
NHKの看板のところで一木口への一般道に降り立つ

③の入り口
目印のテープはかかっていたが、踏み跡らしきものは無い
藪をかき分けて進入

③の途中にある忘れ去られた石祠
計3つあったが、うちふたつはこのように倒されている
猪の仕業と思われる
④のルートには尾根末端にもう一か所石祠がある

③の途中から見た茶臼山
②のルートがよくわかる(赤線 電柱に沿っている)

③の終盤
工場上の林道?に出た
この先に樹徳幼稚園

茶臼山の山頂下 北西尾根ルート④への分岐点
一般道は左へ巻いていく

④の出口
山頂の電波塔が見えてきた

再び茶臼山南側の鞍部に戻った
⑤の入り口
踏み跡がはっきりわかる

⑤で主稜線に戻り左折れして姥沢の頭に出た
右下の立岩コースを下る

(熊五郎)

コメント(2)

  • 山に登られることはお散歩感覚なんでしょうか。何かあった時お一人で大丈夫ですか。「マックさん」は私と同い年なので必ずどなたかと登られますが、まだお若いからなのかしら? (agewisdom) 2018/3/2(金) 午後 0:32
  • > agewisdomさん 例の件があってから少し心配ですが、近い里山ですし、マニアックな登り方ですのでひとりで行ってます。1000m以上の山になるとひとりでは問題ですね。(熊五郎) 2018/3/2(金) 午後 3:52

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