毛無岩 なんとも中年男性にはつらい名前
投稿日 2007年06月03日
今日は毛無岩をご紹介しましょう。毛無という山名は、一般に木も生えないくらいという意味で使われますが、その名のとおり毛無岩は断崖絶壁です。ただしまったく木が生えていないかというと、そうではなく南側の絶壁だけ。北側は山頂付近まで木が生えています。この山に登る場合、問題は西側登路のナイフエッジ。近くまで来て山頂をあきらめる人も少なくないようです。そのナイフエッジは、山頂直下にありますが、幅30センチくらいのやや段状。傾斜はさほどではありません。北側には低い潅木があります。慎重に登れば問題ありませんが、登りに使ったほうがよく下降には適しません。強風のときは避けたほうが良いでしょう。途中ですれ違うことは出来ません。私はこのナイフエッジより、東側の下降路のほうが、すべりそうで危険に思いました。この山は、道場から登ります。道場最奥にお宮があり、すこし入ったところに駐車場があり、数台駐車できます。登山道はそこからさらに奥に通じています。一般のよく登られている山に比べると少し踏み跡が薄いようです。下降は山頂から、プロムナードコースの道に合流し、やせ尾根を下ると、お宮の側に出ます。毛無岩はある程度高度もあり、360度の申し分ない展望で迎えてくれます。この山の位置は西上州の山々を眺めるには絶好です。妙義、浅間、荒船、八ヶ岳なども、そのすばらしい姿で浮かんでいます。写真は手前のピークから見た毛無岩です。
(熊五郎)