石尊山と官ノ倉山
2021年11月10日 晴れ 2名
投稿日 2021年11月11日
埼玉県比企郡小川町にある石尊山と官ノ倉山(かんのくらやま)に登りました。標高が340mくらいと低いこともあって、まだ紅葉には早かったようです。この山は外秩父と呼ばれる山域でしょうか。関東平野に面しており、麓にはJR八高線と東武東上線が走っており、交通の便のよい立地です。
秋も深まってきて安定したよい天気が続くようになりました。運動不足の妻を誘って低山ハイキングと洒落ました。当初は我が家から秩父線、八高線を乗り継いで電車で行こうと思っていたのですが、案の定出発が遅れてしまいましたので車で行くことにしました。
駐車場は石尊山の麓「笠原」にあります。綺麗なトイレ付きの駐車場です。鉄道と平行して走っている国道254号から分かれて山里に入ると駐車場が見えてきます。トイレがあってその先100m位に登山口があります。この季節、ユズがたわわに実っていました。
林道ほどではありませんが広い登山道を入っていきます。植林帯で薄暗い道です。水の落ちる音がしてきたかと思えば、北向不動でした。見上げるような高いところにお堂があります。手すりがついていますが、自然石の階段は滑りやすいので要注意です。
さらに奥へと進むと山道になり、沢の源頭部をぐるっと巻くように登っていくと尾根に乗ります。そこから露岩が現れます。クサリが付いていますが使うほどではありません。この露岩帯はこの山で一番面白いところです。ひと頑張りでぽっかりと開けた石尊山に着きます。石祠が二基とベンチがあります。展望を楽しんで、ちょうど12時だったので昼食をいただきました。
石尊山からは一旦下って再び登れば官ノ倉山です。途中安戸に下る道を分けます。官ノ倉山も展望が楽しめます。露岩の急斜面を注意深く下って鞍部まで降りたら道標がある四辻です。宮ノ入の天王沼に向けて下ります。少し陰鬱な沢の源頭部を電光に降りていきます。やがて道がまっすぐになったら天王沼が見えてきます。静寂な水面に鳥が遊んでいました。東屋があるので一休み。鯉が水面に遊んでいます。猫も居てのどかな雰囲気です。東屋でコーヒーを入れて一休み。
宮ノ入の山里を少し下ったところに三光神社があります。斜めの大杉が印象的です。宮ノ入にも笠原と同じ綺麗なトイレがあります。ただこちらには駐車はできないようでした。山里をとぼとぼ歩いて国道254号に出、笠原側に廻って諏訪神社で一休みして駐車場に戻りました。小さな山ながら展望も楽しめた、約4時間のハイキングでした。
埼玉県比企郡小川町の笠原にある駐車場から石尊山、官ノ倉山
小川町ののどかな山里にある約340mの山
石尊山の手前には岩場もあって小さい山ながら面白い
赤実線:GPS歩行軌跡
国土地理院電子国土地図に情報追加
主な通過時刻:
笠原の駐車場・トイレ 10:54
北向不動 11:09
石尊山 12:00 (昼食)
官ノ倉山 12:48
天王沼 13:29
三光神社 14:00
宮ノ入のトイレ 14:03
笠原の駐車場・トイレ 14:57
所要時間:4時間
総歩行距離:6.7km
笠原の駐車場とトイレ
10台くらいは駐車できる
北向不動
登山道から見上げるような上にある
滑りやすい自然石を刻んだ急階段で登る
手すりがあるが、下りは要注意
石尊山が近づくと露岩が現れる
クサリが付けられているが使うほどではない
石尊山
石祠が二基ある
鐘撞堂山や寄居の町、榛名山、赤城山
東京副都心、スカイツリーが見えた
官ノ倉山山頂
数本の木立の間から展望が得られる
宮ノ入の三光神社
のどかな山里の神社
(雅熊)