鐘撞堂山その2

2017年12月07日 晴れ 2名

投稿日 2017年12月09日

​師走に入り、二十四節季の大雪の日7日に埼玉県大里郡寄居町の「鐘撞堂山」(かねつきどうやま)に登りました。

鐘撞堂山 八幡山ルート
緑破線:予定ルート 赤実線:GPS軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

寄居駅南側の駐車場 7:55
八幡宮 8:17
八幡山 8:39
鐘撞堂山山頂 10:13 (休憩) 10:40
東高山 10:58
西高山 11:15
円良田湖 11:30
円良田湖東屋 11:35 (昼食) 11:55
羅漢山 12:11
少林寺 12:34
善導寺 13:00
正龍寺 13:18
寄居駅南側の駐車場 14:00

所要時間 約6時間
歩行距離 約12.9km

前回は大正池ルートをとりましたが、今回は八幡宮から八幡山ルートで登りました。朝冷えましたが、日中は風もほとんど無く、登山日和でした。熊谷のYさんと出かけました。

鐘撞堂山にはいくつかのルートがありますが、今回のルートは山頂から南東に派生する尾根を八幡山から辿りました。よく踏まれており、道標も完備されていています。大正池ルートですと、林道歩きが半分あるので、その分尾根歩きが少ないのですが、八幡山ルートは、長い尾根歩きをたっぷり楽しめます。しかも尾根上の道は自然林でこの時期は明るいため、快適です。

ちなみに、尾根を歩く場合、その尾根が自然林の中にあるかどうかは大事なことです。杉などの植林に覆われていたりすると、暗くて寒い道が延々続くことになり、展望も効かないので、黙々と歩くことになってしまいます。

なるべく自然林の明るい尾根を歩きたいので、私の場合はGoogle Earth(グーグル・アース)で、自然林か植林帯かを見極めてから歩くようにしています。

埼玉県大里郡寄居町の鐘撞堂山 八幡山ルートの衛星写真
ルート(赤線)のほとんどは自然林の中であることがわかる
(Google Earthより 情報追加)

また、わざわざGoogle Earthのお世話にならなくても、国土地理院の地図上で植生記号のΛ.マークの地域は針葉樹で、低山ではほぼ植林帯と思ってよいですし、○.マークのある地域は広葉樹で自然林と思ってほぼ差し支えありません。なお、山と高原地図のような登山やハイキング用の地図は、植生記号が省略されているので、こういう判断には使えません。

このように地図などを見て、事前に植生を調べ、植林帯をなるべく避けてルートを計画すると、特に落葉したこの時季は楽しめると思います。

車を寄居駅南側の500円駐車場に置いて歩きはじめます。街中を抜けて国道140号の高架をくぐり、八高線、秩父線を渡って、国道254号を渡れば八幡宮が見えてきます。

八幡宮の右奥にある登山道入り口から登り始めます。いきなりの急登ですが、少し露岩のある道ながら歩きやすく、ぐんぐん高度を上げます。

八幡山
あまり展望は効かなかった
ベンチがあり、休憩に最適

八幡山の山頂にはベンチがあり、いっぷくできます。鐘撞堂山までは多少アップダウンがあるものの、大したことはなく、自然林の明るい尾根筋を快適に歩けます。ところどころ、ピークを避けている場所もありました。

2,3か所左下方向の大正池側に降りる道があります大正池ルートからのバリエーションとして使っても面白いかも知れません。桜沢側や、谷津池への道もあるようです。

途中の伐採地(刈りこみ地)からの眺め
下に大正池近くの人家が見えている
茶色く紅葉しているのはコナラなどの自然林

途中伐採地があって道がピークを避けるようにその伐採地に入っているので、少し行ってみると、なかなかの眺めで、まだ気温が上がって遠くが白く霞み始める前の朝9時だったので、遠望が楽しめました。

鐘撞堂山山頂にある見晴らし台が見える
ここから山頂まで木が刈り込まれているので遠望が利く

道は山頂に近付くと階段の急登になりますが、その手前に刈りこまれた斜面があり、山頂がよく見えます。山頂は数名の登山者が気ままな会話を楽しみながら過ごしていました。広い山頂で、三角点(標高329.9m)、見晴らし台、東屋、鐘(撞けます)などがあります。ゆっくりくつろげる山頂です。

鐘撞堂山の見晴らし台より。登ってきた八幡山ルートの尾根
尾根の右端が八幡山

山頂ではまだ時間が早かったので遠望を楽しんだあと、円良田湖(つぶらたこ)に向かいました。円良田湖へは一般ルートで下れますが、我々は東高山、西高山を越えるルートを取りました。このルートには赤ペンキ、古いテープ、リボンがありました。踏み跡程度です。西高山からの下降は真っすぐ湖まで下るつもりでしたが、踏み跡を拾いながら歩いていたら右に逸れて少し北側に降りてしまいました。湖には周回道路があるので、どこに降りても大丈夫と思います。

西高山(の看板があった)
このピークの手前のピークは東高山となっていた

円良田湖に降り立って、林道を少し歩くと東屋が見えてきます。釣りをしている人がいました。野良猫も居てのんびりした光景です。東屋で昼食としました。湖は静かに水をたたえていました。

円良い田湖

昼食後ふたたび林道を歩いて、旅館の横から羅漢山に向けて登りました。羅漢山山頂の石仏、少林寺までの山道に並んでいる千体荒神、五百羅漢の羅漢様を見ながら下りました。寄居駅に戻るまでに善導寺、正龍寺に寄りました。

お風呂は車でかんぽの宿寄居に寄りました。

冬の渡り鳥「ジョウビタキ」の雄

大雪の日ということでしょうか、朝からとても冷えた日でしたが、日中の陽は暖かく風もなかったので楽な登山になりました。冬鳥のジョウビタキが民家の庭先の実をつついていました。

(熊五郎)

コメント(2)

  • すぐそばですね。でも埼玉がさっぱりわからない私です。空の青さが目に沁みます。 (agewisdom) 2017/12/9(土) 午後 2:29
  • > agewisdomさん そちらからですと小川町のさらに北側って感じです。野鳥はこの時季まだ地鳴きですが、寒いこの季節に似合います。(熊五郎) 2017/12/9(土) 午後 5:43

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