荒倉沢最奥の岩尾根
投稿日 2015年04月27日
栃木県足利市小俣町荒倉の荒倉沢最奥に気になっている岩尾根がある。
そもそも荒倉とはどこから来た名前か?
倉は一般的に岩を意味する。つまり荒々しい岩。
この仙人ヶ岳とその周辺には、あまり岩峰や、岩塔はない(私の歩いた範囲では)。
しかし、山内は露出した岩で満ちており、そのせいで歩いていても飽きない尾根が多い。
岩尾根の位置と、そこまでの予想ルート
荒倉の落合橋から荒倉沢に入り
奥の二俣を左に進み、右から流入する最初の枝沢に入って
岩尾根の基部に取りつく
以前(この2月)、仙人ヶ岳から白葉峠まで歩いた際に、途中通過したピーク(荒倉山)から仙人ヶ岳方面を眺めたときに、何やら面白そうな岩尾根が下から仙人ヶ岳の隣のピークにせり上がっているのに気づいた。標高500mから600mあたりだ。
この岩尾根こそ「荒倉」の由来ではなかろうか!? と勝手に想像している。
今年2月に荒倉山から撮ったもの
中央の仙人ヶ岳の左のピークに岩尾根がせり上がっているのがわかる
冬枯れの木の中にはっきりわかる
荒倉山というピークがある(写真を撮っている場所)が、荒倉沢の源頭ではなく、南西にずれた県界尾根上にある。一般的には荒倉山自身に岩尾根があれば、荒倉と名付けるにふさわしいが、このあたりの山名は、名前も位置も疑わしい。
荒倉沢はあっても、荒倉山など無かった可能性もある。
また、このあたりでは沢の源頭に XXXの頭(あたま)という呼称はつけないということなので、周辺のピークには名前のないものが多い。つけるとしたら、荒倉沢の頭は仙人ヶ岳の隣のピークあたりだが、仙人ヶ岳がドンと居座っているので、その近くの小ピークに名前をつけにくい。
そういう訳で、荒倉山の懐には位置しないが、荒倉沢の源頭に位置するこの岩尾根が沢の名前に採用されたとしても不思議ではない。
4月26日に同じところから望遠で写した岩尾根
新緑が出て、判別しにくくなっている
岩尾根と言っても、それはあまりきれいなものではなく、かなり崩壊が進んだもののように見える。
登れるかどうかは現地に行ってみないとわからないが、途中で登れなくなっても、おそらく左右の灌木帯に逃げられるだろう。
機会を見て挑戦したい。
(熊五郎)
コメント(2)
- 見ただけで疲れます~。 2015/4/27(月) 午後 10:54
- > agewisdomさんそうかもしれませんねぇ!(熊五郎) 2015/4/27(月) 午後 11:35