大勢のヒトリシズカ
投稿日 2019年5月9日
群馬県富岡市の鍬柄山へ登る杣道にて
先日訪れた山で、新緑の下、ヒトリシズカを見つけた。
ヒトリシズカはその名前からひとりでひっそりと咲いているイメージがあるが、実際にはそうでないこともある。
一本の茎からひとつの花房しか付けないのでその名前になったようだが、やはりひとりというと、単独で居るイメージがある。写真のような状況では、もはやヒトリシズカではない?(笑)
そこで「大勢」としたわけだが、大勢と言うと頭に浮かぶのは、最近、人に対して「たくさん」と言っている人が多いことだ。NHKのアナウンサーでさえ、「桜の下にたくさんの人が集まっています。」とか言っている。わたしは聞いていていちいち反感を覚えるのだが、みなさんはどうだろうか。人に対して物扱いしているようでしっくりこない。「桜の下に大勢の人が集まっている」となぜ言わないのだろうか。
それは置いておいて、このヒトリシズカは新緑が進んだ林床を歩けば、けっこう見かける。名前から静御前を思い出したりして、なんともロマンチックな感じだが、そんなに珍しくもない植物である。
写真のヒトリシズカたちは大勢集まって何を話し合っているのだろうか。
(熊五郎)
- あまり考えていませんでしたが、確かにー!言葉は難しいですね。2019/5/9(木) 午前 10