クワガタソウ 諏訪山にて
投稿日 2016年05月24日
そろそろ初夏の気配の志賀坂 諏訪山で可憐な花をみつけた。
山頂を後にして沢筋の道を歩いていると、ハシリドコロが現れたが、このクワガタソウもところどころに咲いていた。少し暗い沢筋だ。
可憐な花で、大きさはパチンコ玉ほど。
単に花びらが四枚なのではなく、よく見ると上下があり、左右が対象になっているようだ。下の花弁は小さいが、上の花弁は大きく赤い筋がより強調されて何本も入っている。
おしべは左右に分かれた二本で、花からはみ出るほど長い。中央にはめしべが手前に延びている。
この花を見ていると、ふと気付いた。
色は全く違うが早春の野原を青く染めるオオイヌノフグリ。こちらは真っ青な花だが、花弁の形やおしべが二本というところも似ている。
もう山はハルゼミが鳴き始め、初夏の雰囲気だった。
今年の夏は暑くなる予感。
(熊五郎)