石仏のお顔もうれしそう

投稿日 2016年02月04日

栃木県足利市 行道山浄因寺の石仏

今日は立春。

いよいよ太陽の光が温かみを帯びて、春が近づいてきたと思えるようになる頃。

とはいってもまだまだ寒い日は続くが。

しかし、立春と聞くとうれしいのは、動物的本能か?

今日、快晴のぽかぽか陽気の中、栃木県足利市の行道山 浄因寺(じょういんじ)を訪れた。

手前の大岩山から登って稜線を辿り、行道山に至って、浄因寺には山門をくぐらず、逆に奥の院の石仏群を拝んでから境内に降り立った。

浄因寺の奥の院には多くの石仏が鎮座しており、中でも可愛い寝釈迦は有名だ。

写真の石仏はその寝釈迦の背後に、釈迦をいたわるかのように置かれている。

享保(きょうほ)四年 巳亥(つちのとい)毘舎(沙)浮仏とあるようだ。

享保四年は1719年。 297年前。 徳川吉宗が小石川養生所を作ったのは享保七年のようだ。ちょうど今大岡越前をやっているのであの頃かと...

毘沙浮仏は釈迦如来以前の過去七仏のひとつとのこと。

いろいろ勉強になる。

それにしても、この仏さまはお顔がやさしい。

いつまでも見ていたくなる。

300年もの間ここに鎮座し、訪れる人を見守ってきたのだろう。

立春の日差しがやさしく仏の頬を照らしていた。

(熊五郎)

コメント(2)

  • 優しいほほえみですね。 (agewisdom) 2016/2/4(木) 午後 11:12
  • 和みますよね。(熊五郎)2016/2/5(金) 午後 3:32

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