山の妖精 ウスユキソウ

投稿日 2010年10月17日

​山の妖精 ウスユキソウ

別名 エーデルワイス

ウスユキソウには多くの種類があり、高山の岩陰に咲く。

この花は、雲ひとつ無い快晴の山には似合わない。

ミネウスユキソウ 南アルプスにて

雲のわき立つ山。

いや、真っ白にガスった山、それも10メートルも視界の利かないホワイトアウトの中で、

足元に咲いていてほしい花だ。

花にように見えるのは、実は白く変化した葉で、

花は中心の小さな部分だ。

ウスユキソウは細かな毛に覆われているものが多く、

空中の水分を効率よく取り込めるようになっている。

このため、この花に出遭うときは朝露にしっとり濡れていることが多い。

もっと代表的なウスユキソウもあるが、あえてこれを選んだのは、

本の挿絵などに使われるような派手さの無い、可憐なひとつだからだ。

(熊五郎)​

 

コメント(4)

  • Make my homeland forever. 「サウンド オブ ミュージック」の中で歌われたアルプスに咲く花の。オーストリアの人の国を愛する気持ちを象徴していました。可愛い花ですね。あなたに会うと幸せな気持ちになるって、そうかも知れませんね。 2010/10/17(日) 午後 10:07
  • agewisdomさん、エーデルワイスはオーストリアの国花のようですね。きれいな花はいっぱいありますが、なぜか惹かれる花です。エーデルワイスはひじょうにバリエーションがあり、日本のウスユキソウがほんとうのエーデルワイスかどうかは?です。とくにこのミネウスユキソウは変種で、本州の中部山岳の高山帯にしか咲かないようですし、しかも場所によって少しずつ違うようです。むずかしいですね。(熊五郎) 2010/10/17(日) 午後 11:55
  • 熊五郎さん、こんにちは。これが、山の妖精 ウスユキソウなのですか?白い葉が花のように見えるのも面白いですね。
    雪山の高山に生息するために、花は小さくて葉で花をカバーしているのでしょうかね。雪の中に育つ植物には他にも雪割草などもあり、節分草も、このように花よりも額や葉が大きいのは、花を保護する意味もあるのでしょうね。ポチ [ らくがき楽ちん ]2010/10/18(月) 午後 3:45
  • らくがき楽ちんさん、こんばんは。ウスユキソウは種類が多く、変種もかなりあるようです。このミネウスユキソウも、咲く場所によって微妙に違います。咲く季節は夏です。さすがに冬には咲きません。ウスユキソウという名前は、たぶん白い羽毛を雪に例えたのだと思います。私は家の近くではハハコグサを見ると、ウスユキソウを思い出します。(熊五郎) 2010/10/18(月) 午後 7:12

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