奥武蔵 名栗小殿から蕨山、金比羅尾根下降

2024年12月02日 晴れときどき曇り 単独

投稿日 2024年12月04日

埼玉県飯能市 名栗 さわらびの湯から炭谷入左岸尾根で蕨山 金比羅尾根下降
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:
さわらびの湯駐車場 09:06
小殿 09:35
炭谷入左岸尾根取り付き点 09:37
P592 10:34
西平山 11:11 (昼食)
大遠見 11:47
藤棚山近くの合流点 12:23
蕨山展望台 (1033m) 12:58
蕨山(1044m) 13:05
蕨山展望台 (1033m)13:12 (昼食)
藤棚山 13:55
大ヨケノ頭 14:37
金比羅神社跡 15:34
さわらびの湯駐車場 16:14

総歩行距離 13.4km
所要時間 7.0時間

炭谷入左岸尾根(仮称)は概ね平凡。下部は作業道がクロス。最上部は急傾斜
炭谷入左岸尾根の最上部は崩壊地の修復工事中
蕨山展望台は現在ほとんど展望が効かない
蕨山の山頂は展望台ではなく、少し先の1044の小ピーク

埼玉県飯能市名栗の蕨山に登るには、河又のさわらびの湯から金比羅尾根を登るか、少し入間川の上流の名郷(なごう)から登るかの二つの道がありますが、前者は長大。人気のある後者はやや岩稜でクサリ場がある。私は後者が自然林の中の道で好きなのですが、過去二度は登っている。金比羅尾根は長大なので下りに使いたい。

ということで、今回はさわらびの湯から歩いてもそう遠くない小殿に落ちる炭谷入左岸尾根(仮称)で登ってみることにしました。同じく長大な尾根ですが一般登山道を淡々と登るよりは、何が出てくるかわからないバリエーションルートを登る方が面白いかなと思った次第です。炭谷入左岸尾根は藤棚山のやや蕨山寄りから派生する尾根です。尾根上にP592、西平山、大遠見のピークがあり、最上部がやや急な斜面です。下部は作業道がクロスしており、途中林道人見入線を跨ぎます。藤棚山の北斜面が崩壊したようで、現在修復作業が行われているようです。ただし通過には影響ありません。

秩父から山伏峠を越え飯能市に入ります。まず名郷を通過し、右上に真っ白な観音様を見てさわらびの湯の駐車場へ。ここは棒ノ折山登山の起点でもあります。身支度して河又へ少し下ります。入間川を渡る前に左の細道に入り川沿いにしばらく歩きます。鳥居観音前を通過し、名栗小学校の手前の交差点を炭谷入沿いに左へ入ります。すぐに目的の尾根の取り付きです。民家の人を驚かせないように、お墓の手前の小さな社の裏から登り始めます。ご多分にもれず最初は急登です。踏み跡はあるのやらないのやら。

傾斜が緩むと左から作業道が来てほぼ尾根上を走っているので仕方なく作業道を歩きます。P592を拾って左前方に隣の尾根の金比羅山らしきピークが意外と大きく見えてきます。人見入線を跨いぐと西平山です。732mのピーク。一旦下って登り返すと733mの大遠見です。ほぼ同じ高度です。再び人見入線が接近して、尾根筋は左に屈曲。蕨山らしいピークが意外と高く見えています。やがて重機の音がして、こんなところでおかしいなと思いながら登って行くと作業道があり、見下ろすと崩壊した斜面の修復作業が行われていました。炭谷入の源頭部で、すぐ上は藤棚山です。

急斜面を登るとやがて一般道の道標が見えてきます。一般道との合流点は藤棚山のやや蓬山寄りです。あとは一般道を蓬山に向かうだけです。蓬山の展望台は現在展望はほとんどありません。ベンチがあるので休憩には最適ですが、ここは蓬山の山頂ではありません。山頂はもう少し奥の1044mのピークです。しかし本当のピークは地味で展望もありません。展望台に戻って昼食をいただき、金比羅尾根をさわらびの湯へ下りました。

炭谷入左岸尾根(仮称)は下部に作業道がクロスし、途中に林道人見入線を跨ぎます。みとれるような展望はありませんが、徐々に近づいてくる蓬山や背後の稜線を樹間に垣間見ながらの登りです。露岩もあまりなく平凡です。踏み跡は薄いですが、上部ほどはっきりします。ただし、最後の急斜面は踏み跡があるのやらないのやらという感じです。飯能市の名栗周辺は沢のことを「入」(いり)と呼びます。炭谷入は沢の事です。地図を見ると他に人見入など、いたるところに入があります。

さわらびの湯に近い駐車場
棒ノ折山登山の起点でもある駐車場
置かしていただけるのは大変ありがたい
ここに停められない場合は、入間川の橋の近くのトイレの前にも駐車場がある

名栗小学校の手前を左に曲がる
のどかな民家の奥に目的の尾根(炭谷入左岸尾根)が落ちてきている
この細道を少し入り、最後の家の先のお墓手前の上にある小さな社の裏から取り付く

炭谷入左岸尾根(仮称)の途中
このような作業道がクロスする
作業道を歩く場面もある

西平山の手前で林道人見入線を跨ぐ
続きはやや左寄りのススキの斜面

西平山
馬酔木などの雑木の中

大遠見
ここも雑木のピーク 展望はない

また人見入線が近づいてくる
この林道は入り口の人見で通行止めになっている

最後の急斜面から登って来た尾根筋を見下ろす
大遠見らしいピーク

一般登山道と合流
ちょうど道標が建っている
左へすぐが藤棚山 蕨山は右へ

蕨山の山頂 1044m
地味な山頂

蓬山展望台にもどって昼食
蓬山となっているがここが本当の山頂ではない
ベンチがあり休憩には最適だが、展望台というほど展望はない

金比羅尾根途中から
遠くに棒ノ折山からの稜線

(雅熊)

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