小河内ダムから大ブナ尾根で御前山、境橋に下る

2025年04月21日 晴れ 2名

投稿日 2025年04月22日

東京都西多摩郡奥多摩町 奥多摩湖 小河内ダムから大ブナ尾根で御前山
境橋BSに下山、バスで小河内ダムに戻る
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:
小河内ダムの無料駐車場 07:56
小河内ダム南側の登山口 08:14
サス沢山 11:27 ( 昼食)
P1128 10:12
惣岳山 10:48
御前山 11:30
避難小屋 11:48
舗装林道に降り立つ 12:54
栃寄ノ滝(トイレ) 13:04
栃寄集落 13:36
境橋BS 14:28(バス 15:41)

総歩行距離 11.9km
累積標高差 +928m -1086m
所要時間 6.5時間

やはり毎年新緑の季節はウキウキします。平地では桜も終わり、ハナミズキが咲き始めています。新緑も真っ盛りです。平地の新緑を見ると焦ってしまいますが、これから5月にかけて、新緑を追いかけて山に登ります。

今回は前回に引き続き奥多摩の山です。若い頃上京したときに真っ先に登ったのが奥多摩の御前山。今回はそのときとはルートが違いますが、再び御前山へと足を運びました。この四月の半ばは1000mくらいの標高にやっと春がやってきたという感じです。御前山の標高は1405mですので、登りの尾根の途中で新緑の世界は終わり、山頂に近づけばまだ木々が芽吹いていない春隣の山となります。ということは、山頂を極めて下山となると、まさにバックツーザフューチャーとなる訳です。

御前山にはいくつかのルートがありますが、今回は奥多摩湖の小河内ダムの駐車場をお借りし、最もメジャーな大ブナ尾根を登りました。車を停めて人間が作る建造物としてはその巨大さに圧倒されるダムの上を歩きます。目の前には若い緑で覆われた大ブナ尾根が盛り上がってます。いかにも急登を覚悟しろと言わんばかりに。そのとおり、途中のサス沢山の手前までは急登です。しかし、子気味良く高度を上げ、どんどん奥多摩湖の湖面が下に小さくなるのを見れば、気分も爽快です。

大ブナ尾根の下部は新緑真っ盛り。カタクリの多い尾根筋は、下部では花が終わっていますが、登るにつれて季節は3月下旬ごろにさかのぼります。まだカタクリが涼しげに咲いていました。コバイケイソウもその若々しい姿で群生しています。その中に毒草のハシリドコロも、そこかしこに。コバイケイソウも毒草ですから、どちらも鹿に食べられないのか、傷ひとつありません。

御前山の山頂はカラマツもまだ芽を出しておらず春が来ていません。山頂の手前に富士のビューポイントがありました。まだまだ富士は真っ白です。先日登った鷹ノ巣山などが並んでいます。昼食をいただいて、下山は境橋へとりました。御前山の肩に避難小屋があります。きれいな小屋です。トイレがあり、小屋の前にちょろちょろと水が流れていました。下っていくと体験の森とかいって、複雑に道がついていますが、道標に従えば問題ありません。やがてセメント舗装の急傾斜の林道に出て、栃寄ノ滝(どの滝か分からなかった)の近くにトイレがあり、車道を下っていけば栃寄の集落です。桜が見事でした。

境橋のバス停は橋の真ん中にあります。時間があるので隅の方で待ちました。15時41分のバスで奥多摩湖に戻り、愛車で帰路につきました。全ルート危険なところはありませんが、急傾斜のところはスリップに注意が必要です。とくに下山に使う場合は慎重さが必要です。右側が落ち込んでるところもあり、落ちたらケガでは済まないかも知れません。境橋への道途中は体験の森となっており道が複雑についています。道標に従って下ります。栃寄の滝のすぐ下の登山道が通行止めになっていたため、栃寄に集落を通って境橋まで下りました。栃寄の集落は桜が見事だったので、ラッキーだったのかも知れません。

小河内ダムから見上げる大ブナ尾根
部分的に急登が予想される

大ブナ尾根を登る
急登でぐんぐん高度を上げる

サス沢山
展望デッキがあり、奥多摩湖を見下ろせる
半島は熱海、その上の山は倉戸山、さらに右上へ榧ノ木山、水根山

大ブナ尾根は途中からカタクリの群落が展開する
下部は終わっていたが、上部にはまだいくつか花が残っていた

惣岳山を越えて御前山を目指す

御前山手前に南側の展望がある
まだ白い富士が意外と大きい

御前山山頂
三等三角点 点名「御前山」標高1405m

御前山から鷹ノ巣山を望む
左端に雲取山

御前山の東の肩にある避難小屋
トイレあり(小屋の向こう側)
室内はきれいな全面板張り、大きなガラスサッシ
見ずは小屋前にちょろちょろ流れている

栃寄集落の桜
背後は九竜山

境橋BSから栃寄沢沿いに御前山方面を眺める

(雅熊)

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