武州日野駅からたまご水、若御子峠、若御子神社、浦山口駅

2025年11月19日 晴れ 2名

投稿日 2025年11月22日

埼玉県秩父市 武州日野駅からたまご水、若御子峠、若御子神社、浦山口駅
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:
武州日野駅駐車場 8:54
たまご水 09:32
昌福寺 10:06
憩いの広場 11:18
若御子峠 11:34
国見の広場 11:45(昼食)
若御子断層洞 12:55
若御子神社 13:22
浦山口駅 13:46
秩父線で浦山口駅から武州日野駅へ戻る

総歩行距離 9.2km
総歩行時間 5.0 時間
総累積標高 +424m

秋が深まってきましたが、ここ最近は晴天つづき。ここぞとばかりに山を味わうべく、登山回数が増えます。最初は群馬県北部にある子持山を予定していたのですが、寒波が来るということで、急遽秩父の日和見登山に変更しました。夜のニュースが赤城山が冠雪したと報じていたので、近い子持山もおそらく雪が降ったことでしょう。ジジイには寒さはこたえるので、行かなくてよかったというところです。一方で秩父は晴天で暖かく、約9kmの日和見低山ハイクとなりました。今回選んだのは秩父盆地の南の端で、武州日野から浦山あたり。ここは若御子断層という、ジオパークとしては有名な断層帯の一角です。ブラタモリも訪れたという場所です。

車を秩父鉄道の武州日野駅の有料駐車場(310円)に置き、浦山口駅まで二駅移動と思っていたところ、電車が1時間先しかない。仕方がないので予定していた方向とは逆に、武州日野駅から歩き出して、浦山口駅から二駅戻ることにしました。このルートは、若御子峠を越えるあたりがポイントですが、たまご水、昌福寺、若御子峠、国見の広場、若御子神社、清雲寺、そしてのんびり感満載の浦山口駅と、見どころ満載です。

武州日野駅を歩き始め、線路を渡って明ヶ指(みょうがさす)のたまご水に向かいます。そば屋の前まで来ると古い道標がたまご水を示しています。さっそく下りてゆき、十二天水(今回は寄りませんでした)の案内板を見て、さらに降りると頑丈な橋がかかっています。ここは安谷川(あんやがわ)渓谷で、なんとも美しいところです。橋を渡って対岸を登り民家の前から細道を辿って林道に出ます。奥へと進むと橋があってログハウスがいくつかあります。さらに奥へ進むと河原に降り立ち、たまご水がちょろちょろと出ています。透明で少し青く見える水は硫化水素の臭いがします。これがたまごのいみでしょうか。さらに先に踏み跡が続いていますが、おそらく大かつらへ行くのでしょう。

戻って、明ヶ指の民家の前の林道を歩き、途中で昌福寺の墓地の脇に出ます。昌福寺は少し高台にあり、ベンチからは武州中川方面のよいながめです。陽光をあびたのんびりした山里が広がっています。寺から民家の間を抜けて車道を歩き、若御子峠への道を登ります。少し荒れた感じの道になって、とうとう正規の道から外れてしまいましたが、左よりに修正して、なんとか登山道を見つけて憩いの広場に出ました。憩いの広場には東屋がありますが、地図には載っていません。広場からは若御子峠はすぐです。峠では右へ大反山から矢岳方面に向かう登山道が伸びていますが、我々は左にとって国見の広場に向かいます。広場のテーブルで昼食をいただき、浦山ダムへ下ろうとしたら、あいにく通行止め。仕方がないので遊歩道を若御子神社へ向けて下りました。下まで300mもの高低差があり、しかも急斜面です。遊歩道ですので手すりがあり階段が設えられているので安全ですが、落ち葉で滑ります。

遊歩道が若御子神社に近づくと若御子断層洞がぽっかりと口を開けています。ジオを感じますねぇ。洞窟から少しで若御子神社です。歴史のある大きな神社で、境内には能舞台もありました。お隣の清雲寺を通過。この寺は枝垂桜で有名ですが、この季節はただただ枝を眺めて、花の時期を想像するだけです。このあと車道を歩き、秩父29番札所長泉寺の前から、高く浦山ダムを見上げながら浦山口駅に向かいました。のんびり感の浦山口駅で1時間電車を待って、武州日野駅の愛車に戻ったのは15時前でした。

秩父鉄道 武州日野駅から歩き出す

そば屋の前にあるたまご水の案内標識

たまご水
安谷川の河原に細い水が沸いている
透明感のある青く見える水
硫化水素の臭い(ゆで卵)がする

たまご水の前から
安谷川渓谷

栃久保あたりを歩く
前方ほぼ中央に若御子峠
木の向こうに国見の広場があるピーク
右のピークは若御子山

若御子峠
右へ登ると大反山

国見の広場
ここから右下へ下る浦山ダムへの道は通行止めになっていた

国見の広場から若御子神社へ向けて遊歩道を下る
高低300mくらいの急斜面

若御子断層洞
チャートの断層の隙間にできた洞窟

若御子神社
広い境内に能舞台もある

通行止めでなかったら浦山ダムに降りる予定だったが
今回は下から眺めた

秩父鉄道 浦山口駅
乗降者数の少なそうなのんびりした駅

電車の車内から
右から若御子山、若御子峠(鞍部)、国見の広場のピーク

(雅熊)

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