神奈川県 相模原の石老山

2014年5月10日 晴れ ハイキングクラブ

投稿日 2014年05月14日

​町のハイキングクラブに参加して、相模原の石老山(せきろうさん)に登りました。

約20人の団体ですのでバスでの移動です。

このクラブもご多分にもれず、女性が活動的。にぎやかな登山でした。

私はほとんど単独行か多くても3人ほどでの行動が主ですが、たまにはいいかなと思い参加することにしました。

コースは、顕鏡寺から大明神展望台へと辿る周回コースをとりました。

相模原 石老山 (国土地理院より)

中央高速から相模原に降りると目の前が石老山です。相模湖を前に穏やかな山容です。

全体的に登りやすい印象の山ですが、登山口の病院から顕鏡寺までと、寺を過ぎてしばらくが少し急です。

しかし、この辺りは大きな岩がゴロゴロしており、岩に名前と説明がついていて楽しいことと、この時期、林床にはシャガの花が咲いていて、疲れを忘れさせてくれます。

顕鏡寺

20人ともなると大所帯。後ろから追いついてきた人に気を配りながら登ります。

顕鏡寺は、山の中腹にある寺で、ここでトイレ休憩。すこし開けた明るい場所で、落ちつたたたずまいです。

大きな蛇のような根っこの大木、大きなイチョウの木、梵鐘、子供を抱いた狛犬など。

シャガ

シャガの花は、少し暗い林床に咲いています。白くかわいい花で、オレンジ色の模様がアクセントです。下見(約1か月前)のときは咲いていなかったのか、気が付きませんでした。

ハイキングクラブのメンバー

ときどき相模湖方面が見降ろせます。

下見のときは、山頂直下の沢筋にまだ残雪がありました。標高700mくらいの山で、4月に残雪があるのですからびっくりでした。しかも小さなものではなく、沢床を埋めていました。最初は、白いシートでもかぶせてあるのかな?と思ったのですが。

石老山山頂からの富士と大室山(左)

この山は全体的にあまり展望の利く山ではありません。

山頂は大きな樹木があり360度の展望は望めません。おそらく地元の人が南側だけ木を取り払ってくれているのでしょう。南側の丹沢、富士方面だけ展望があります。

三角点はベンチのある展望の利く場所から、少し下がった50mほど離れた場所にあります。

この三角点は最高点ではないので、気が付く人は少ないでしょう。

南側の展望はよく、丹沢の沢筋には目立ちませんがまだ雪渓が確認できました。富士は真っ白です。

大沢崩れのある北斜面の富士は、キリッと締まって立派に見えます。大沢崩れのくぼみの雪の様子から、まだたっぷり雪があるのがわかります。

大明神展望台からの南アルプス
中央の白い山は間ノ岳、その右に白根北岳
(強調のためイコライゼーションしています)

この山で唯一360度の展望があるのは、大明神展望台です。

コース最後の小ピークですが、大きく立派な展望台があり、富士、南アルプスが望めます。眼下は相模湖です。

大明神展望台からの展望 大室山(左)から南アルプスの範囲(カシミール3Dにて作成)

展望台から周りを眺めていると、西の方角に白い山が見えました。

かなり小さいのですが、南アルプスの北岳と間ノ岳の稜線に似ています。完全には同定できませんでしたので、帰ってカシミール3Dで確認してみたら、案の定、南アルプスが見えていました。

日本の最高峰 富士(3776m)と、第二の高峰 南アルプス白根北岳(3120m)が望めるなんて、なんと贅沢でしょうか。

ヤマツツジ

展望台直下はヤマツツジのトンネル。下見のときはつぼみでしたが、きれいに咲いていました。

下山道は、傾斜が緩いのですが、岩が多い気の抜けない道です。

キャンプ場を過ぎて一般道に出。駐車場で待っているバスへ。

帰りは、石老山裏の、藤野にある日帰り温泉でひと風呂あび、さっぱりして帰途につきました。

団体登山も楽しいですね。

(熊五郎)

コメント(2)

  • 綺麗な富士山。どうして富士山が見えると、こんなにわくわくするのかなあ。日本人だなって感じます。 (agewisdom) 2014/5/14(水) 午後 9:52
  • agewisdomさん、こんばんわ。今日は暑かったですが、明日は20度くらいに下がるようです。今年の富士は雪が多いようで、真っ白です。この日は、着くまで風が強かったのですが、山はさわやかな風がゆったりと吹いていました。若葉がきれいでした。(熊五郎) 2014/5/14(水) 午後 10:12

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