赤城山 駒ケ岳南東尾根
投稿日 2017年05月08日
赤城山の南面にはいくつかの尾根が放射状に延びています。
その中に赤城山塊の最高峰 黒檜山の従峰 駒ケ岳 標高1685mから南東に延びる刃物のように鋭く見える特徴的な尾根が存在します。
赤城山 駒ケ岳から派生する鋭い尾根 駒ケ岳南西尾根(仮称)
(国土地理院電子国土地図に情報追加)
下側の鳥居川と上の鹿角川との距離(尾根幅)は430mしかない
その尾根 駒ケ岳南東尾根(仮称)は、駒ケ岳から標高差約965m 沿面距離約4.48kmで、鳥居川中流域に落ちています。
国土地理院の地図によると、尾根上には909m、1052m、1170mの各標高に図根点があるようです。
この尾根の何といっても特徴的なのは、図根点1052mから1170mの間の刃物のように鋭い痩せ尾根です。刃物というのはちょっと大げさかもしれませんが、赤城南面の他の尾根にはない特徴的な痩せ尾根です。
鳥居峠から南を見下ろす
駒ケ岳南東尾根の下部が見えている
地図上で見た感じでは岩稜ではないようですが、赤城山噴火時に南面を駆け下った溶岩が、後に鳥居川と鹿角川で浸食された地形であるため、尾根上に溶岩デブリがあっても不思議ではありません。
ルートは、鳥居峠への登山口に向かう林道の途中。二の鳥居手前に車を置いて鳥居川を渡って尾根末端に取りつき、約3.5時間で駒ケ岳に至り、鳥居峠経由で利平茶屋に下り車に戻る周回ルートが考えられます。全ルートで約7時間と予想します。鋭い尾根の通過は約1時間といったところでしょうか。
熊五郎は、心臓病治療後の療養のためしばらく山に登れませんので、地図を見ては仮想登山を楽しみ、登山計画を考えたりして、今後の登山に夢馳せています。この尾根に関しては、冬季、新緑の頃、晩秋などの見通しの効く季節が適すると思います。体調が戻ったらトライしてみたいと思っています。
(熊五郎)
コメント(4)
- ちょっと残念ですが、地図の旅もまちのしいですね。 2017/5/8(月) 午後 8:25
- > agewisdomさん しばらく無理せず静養します。動けるのは秋ごろと思います。(熊五郎) 2017/5/8(月) 午後 8:30
- 4月下旬に足利市大小山へ行きました。初心者でも楽しく登ることができました。友達と岩山の魅力にはまりそうだと話していました。他の山もチャレンジします。体調が1日でも早く回復する事を願っています。 [ いな ] 2017/5/23(火) 午前 3:19
- > いなさん お久しぶりです。大小山で新緑を楽しまれたようですね。岩山は危険度をよく見極めて登ってください。こちら、手術は成功し、経過は順調です。しばらく登れませんが、どこかご案内できればと思っています。(熊五郎) 2017/5/23(火) 午後 6:24