名郷から蕨山、林道広河原逆川線、西名栗線、人見入線を歩く
2025年01月22日 晴れ 単独
投稿日 2025年01月25日

埼玉県飯能市 名郷から蕨山、逆川乗越から林道 広河原逆川線、西名栗線、人見入線を歩く
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)
主な通過時刻:
名郷の有料駐車場 08:30
林道奥の登山口 08:51
尾根に乗る 9:30
蕨山手前のピーク 10:42
蕨山 10:47
逆川乗越 11:12 (昼食)
林道大名栗線終点 11:36
林道西名栗線入り口 11:47
金比羅尾根をまたぐ12:36
西平山の下 13:32
人見入線のゲート 14:39
人見の地蔵尊 15:00
名郷の有料駐車場 15:30
総歩行距離 17.1km
累積標高差 +970m -978m
所要時間 7.0時間
名郷から蕨山、逆川乗越までは一般登山道
逆川乗越には一段下に広河原逆川線が接近している
逆川乗越は概念図のように関係のない林道も派生しているので侵入しないように注意
西名栗線は炭谷入線との接続点で工事中。人見入線寄りで土砂崩れがあり、撤去中
先日蕨山(わらびやま)に登り、下山に利用した金比羅尾根から見えていた林道を歩きたくなったので、今回出かけてみました。
見えていたのは林道西名栗線(にしなぐりせん)であることは後で知ったのですが、この西名栗線は下部で人見入線(ひとみいりせん)、上部で広河原逆川線(ひろかわらさかさがわせん)と接続しています。今回は、名郷(なごう)から一般登山道で蕨山に登り、逆川乗越(さかさがわのっこし)別名大ダルから広河原逆川線の一部を歩き、西名栗線に入って、下部の人見入線で人見から名郷へ戻りました。
林道西名栗線は蕨山から川又に落ちる金比羅尾根をなぞるように付けられた林道で、金比羅尾根の北側に廻って、大遠見の尾根と絡んで、人見入(この辺りでは沢を入(いり)と呼ぶ)に沿って人見へと降りてゆきます。全線砂利道で、起点、終点にはゲートがあって現在は車両通行止めになっています。実際、今回も炭谷入(すみたにいり)の接続点で崩壊個所の修復工事が行われていました。
広河原逆川線は、秩父市浦山の川俣から浦山川の広河原を詰め、有間峠で飯能市側に越え、逆川沿いに名栗湖へ下る長大な林道です。この林道も崩壊個所があり通行止めと聞きますが、近いうちに現状調査を兼ねて歩いてみたいと思っています。今回は途中の一部分を歩きました。
人見入線は人見入に沿う短い林道です。上部で西名栗線とつながります。この林道も砂利道で、現在通行止めとなっています。
車を名郷の有料駐車場に置きました。入間川を渡り、ワラビ入沿いの林道を奥へ進みます。20分ほどで林道は終点となり、ワラビ入にかかる大きな砂防ダムの手前で登山道に入ります。道は沢筋を登り、やがて尾根に乗ります。尾根上からは隣の武川岳、妻坂峠が見えています。露岩のある快適な尾根を登ります。途中ロープのかかる岩場があります。ところどころ傾斜のきつい斜面があります。最後の急登で道標のあるピークに出ます。左へとれば蕨山の展望台ですが、今回は寄らず逆川乗越方面へ向かいました。途中に蕨山の地味なピーク(1044m)があります。
逆川乗越は小広い広場になっており、東屋やベンチがあります。すぐ下に広河原逆川林道(舗装道)が接近しています。逆川乗越(大ダル)の概念図は以下のとおりです。

逆川乗越(大ダル)は蕨山方面、橋小屋ノ頭方面の登山道と、広河原逆川林道に降りる道が交差しています。東屋の右に林道(薄破線)がありますが進入禁止です。また蕨山方面に戻るように林道(薄破線)がありますが、これは逆川林道ではありません。広河原逆川林道は一段下がったところにある舗装道路です。東屋は風よけにはなりませんが、雨はしのげます。
逆川乗越で広河原逆川線に降り立ちます。舗装のよい道路です。名栗湖方面に歩き始めます。しばらく歩くと右から大名栗線が合流します。ここは大名栗線の終点です。さらに下ると林道の屈曲部に西名栗線の分岐があります。ゲートが降りていて車両通行止めになっていました。砂利の林道ですがほとんど斜度がなく、しばらくは南側で陽当たりもよいので快適です。大ヨケノ頭近くで金比羅尾根の一般道が接近します。金比羅尾根の北側に廻ると西平山を絡む林道が見えてきます。西平山の北側に廻って人見入へと下っていきます。途中から人見入線となって、入間川にかかる橋を渡れば人見です。子育地蔵尊を見て県道を歩いて名郷へ戻りました。
今回は蕨山に登るのが目的ではなく、林道歩きが目的でした。この時季の山は寒いものと思っている方が多いと思いますが、冬枯れの山道は明るく、陽光があれば暖かくて気持ちがよいものです。樹間から景色が見えることも多く、夏とは違う発見があるものです。林道はまだまだ台風の影響が残っているようで、あちこち工事しています。車両通行止めの林道も多いようです。

逆川乗越(大ダル)
蕨山と橋小屋ノ頭間にある鞍部
小平地になっており東屋、ベンチがある
林道 広河原逆川線が接近している

逆川乗越のすぐ下に林道 広河原逆川線が来ている
画面上が有間峠方面 下が名栗湖(有間ダム)方面

林道 大名栗線の終点
林道 広河原逆川線の途中に大名栗線が合流する

林道 西名栗線入口のゲート
林道 広河原逆川線の途中から西名栗線(砂利の林道)が分岐する
西名栗線はかなり先の人見入途中で人見入線に接続している

大ヨケノ頭付近にて 林道 西名栗線を歩く
この辺りは南側で陽当たりが良く、傾斜もほとんどない
この林道は金比羅尾根の一般道登山道から見える

西名栗線は金比羅尾根の一般道をまたがって北側へ

人見入線の起点標
人見から2kmほど入ったところに起点標?が立っている
ここは人見入線の終点で、西名栗線の起点または終点のはず

林道 人見入線の入口(起点付近)

人見の子育地蔵尊
(雅熊)