桐生川ダムから高戸山 県界を皆沢へ 

2018年10月29日 快晴 単独

投稿日 2018年10月30日

梅田大橋から眺める高戸山
右側の尾根を登った
右奥に桐生川ダムが見える

急に思い立って山に出かける場合は、桐生の山にすることが多くなってきた。自宅から近いということもあるが、手軽に登れてある程度登り甲斐のある山が多いからだ。

桐生市街を流れる桐生川の上流部には桐生川ダムによってできた梅田湖という人工湖があるが、高戸山はそれを西側から見下ろす山だ。標高は624.92m。三等三角点を持つ山だが点名はなぜか「高倉山」。近くを群馬県と栃木県の県界が走っていることもあって、前回(県界尾根から高戸山)は穴切沢(桐生川の支流)から急峻な県界尾根を登って山頂に至った。今回は山頂に登ったあと、県界を皆沢(かいざわ)に降りて梅田湖方面に辿ってみた。また、今回は桐生川ダムにある自記雨量計を写真におさめるという目的も兼ねた。

群馬県桐生市梅田町 高戸山 桐生川ダムルート 県界を皆沢に下降
赤実線: 歩行GPS軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

通過時刻:
桐生川ダム駐車場 8:35
尾根取り付き点 8:51
高戸山 10:07
穴切峠分岐点 10:55
桐生市基準点No.112 11:05
県道66号 11:41
皆沢八幡宮 11:57
梅田湖梅田大橋 12:47
雪の屋(昼食) 12:55 - 13:30
桐生川ダム駐車場 13:38

所要時間: 5.0時間
総歩行距離: 12.1km

いつものように桐生の市街を走って桐生川沿いに梅田湖に向かって走ります。快晴の朝に、周りの山肌が映えていました。梅田隧道の手前を右折すると駐車場があります。10台くらい停められる駐車場でトイレもあります。ダム見学者用となっています。今回は帰りに見学させていただくとして、身支度を整え、まずはダム下流に降りてゆきます。

駐車場の下から桐生川ダムと奥に高戸山

以前は旅館だった建物が今は養護老人ホームになっているようです。そば屋を見てさらに下って桐生川に沿って歩き、右側に見えてくる二渡神社に参拝。登山の安全をお願いして神社の斜め前の橋を渡って桐生川の対岸に渡ります。

二渡神社の斜め前にある橋で桐生川の対岸に渡る

対岸はじめじめした暗い道が左右に分かれますが、左にとってやや急な山道を徐々に高度を上げてゆくと、やがて右上方向の尾根筋に乗ります。

杉の植林にはすべて白いテープ(帯)が巻いてあります。おそらく鹿等の食害対策でしょう。しばらく急登が続きます。木間からダムと湖水が見えます。右側が自然林となって足元にドングリがころがるようになると傾斜が緩み、馬の背状を進むとやや右上に曲がります。再び急登になると山頂はすぐです。

高戸山山頂
石祠と三角点(右端)がある

高戸山の山頂には石祠があり、傍らに三等三角点 点名 高倉山 標高 624.92mがあります。樹林の中で展望はありません。高戸山の山頂が今回の最高点ですので、このあと皆沢までは若干のアップダウンがあるものの概ね下りとなります。

桐生市街方面
中央の山は吾妻山

時々見える遠望を楽しみながら痩せ尾根を穴切峠方面に向かいます。右側は自然林の美しい樹相ですが左側は植林です。杉の根元に赤ペンキでマークがあります。

穴切峠方面への尾根筋を見送って(実際には赤ペンキに誘われて少し入り込んでしまった)、やや左にとります。赤ペンキは無くなりますが、この辺りは県界なので標杭が打ってあります。桐生市の基準点 No.112を見て、目の前が明るくなって作業道が迫ってきますが、左寄りに忠実に尾根を進みます。

桐生市 基準点 No.112

やがて右下から採石工場の音が聞こえてきます。地図上、県界は採石工場の方に下っていますが、私有地に降り立つわけにはいかないので県界から離れますが尾根の末端まで詰めていきます。尾根の末端は切通しのような崖になっていることが多いので、右斜面を電光のように降りてゆきます。

尾根末端と県道66号 桐生田沼線

県道66号に降り立って皆沢に進みます。皆沢は皆沢川沿いの村落ですが、戸数は少なくのんびりした山里です。皆沢八幡宮で無事のお礼をしてしばらく休憩。再び歩き始めると道路端にきれいな水が流れ出ている水飲み場がありました。通過して行った車のドライバーもそこで止まって、水を飲んでいました。

皆沢八幡宮の説明板

予定ではダム湖の右岸の道を使うつもりでしたが、進んでみると荒れていそうなので入るのをやめました。左岸の舗装道に戻ってしばらく進むとやがて梅田湖の湖水が下に見えてきます。きれいな舗装道路にはいくつか橋がかかっています。このダム湖に沿う道路はほとんど水平に付けられているのには驚きです。人口湖に沿った道はこのようなつけ方がされるのでしょうか。

桐生川ダム
ダム上は通行禁止 したがって対岸の道には入れない

ダム湖にかけられた橋を渡ると対岸にそば屋の「雪の屋」がありました。ちょうど昼時なので寄って鴨汁うどん(かけうどん)をいただきました。再び続きを歩き梅田隧道を抜けて駐車場に戻りました。ダムを見学(展望台があります)し、ダムの管理棟の横にある自記雨量計を撮影させていただて帰途につきました。

(熊五郎)

コメント(2)

  • よく歩かれますね。水のある景色好きです。 (agewisdom) 2018/10/30(火) 午後 1:07
  • > agewisdomさん 夏の天気がよくなかったので、その分も頑張ってます。(熊五郎) 2018/10/30(火) 午後 6:18

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