谷川岳 白毛門
投稿日 2009年06月18日
今回谷川岳の白毛門(しらがもん)をご紹介します。この山は谷川岳の玄関口にある山で、谷川本峰に対峙するため、マチガ沢や一ノ倉沢を眺めるため、また、白毛門に続く朝日岳、清水峠、七ツ小屋山、から蓬峠などの馬てい形コースのスタート地点としてもよく登られます。私は今回を含め一般道から、ゼニイレ沢から、積雪期と数回登りました。登山口はJRの土合駅から近く、歩いて20分程度。車の場合は、登山口に広い駐車場があるので便利です。登山道入り口からすぐに、白毛門沢を渡り、あとはひたすら、ほぼ一直線の登りです。迷うようなところはありませんが、一部白毛門沢側に落ち込んでいるところがあるので草などに足をとられて転落しないように注意してください。下のほうに白毛門沢の滝が見えます。途中の松ノ木沢の頭あたりが森林限界と言ってもいいと思います。ここまでがひたすら急登です。松ノ木沢の頭は指導標があり、ちょっと岩が露出した展望のよいところです。ここからは山頂付近がよく見えます。大きな岩が二つ門のように仲良く立っていますが、これが爺岩と婆岩で、白毛門の名の由来です。よく見るとおじいさん、おばあさんの顔になっているのが不思議です。写真は山頂から10mくらい南側からの360度の展望です。
白毛門を利用したバリエーションルート
ゼニイレ沢を遡行(最後は潅木頼りの藪漕ぎ)し、一般道を土合に下山
白毛門、朝日岳、武能岳、茂倉岳、一ノ倉岳、西黒尾根下山(馬てい形コース)
白毛門山頂から南の1608mのピークを経て、宝川広川原付近へ(1608mまでは猛烈な藪漕ぎ)
白毛門から朝日岳、ジャンクションピークを経て、巻機山への国境稜線(5月の積雪期がよい)
白毛門沢から白毛門山頂。一般道下山(未)
宝川ウツボキ沢を遡行し、笠ガ岳とのコルに出て、白毛門から一般道下山
積雪期の一般道往復(山頂手前で少し雪が深くなる)
白毛門沢の遡行はまだ果たしていないので、予定してます。
関連記事:谷川岳 白毛門沢の遡行
(熊五郎)