古賀志山

2022年12月03日 曇りのち晴れ 3名

投稿日 2022年12月05日​

栃木県宇都宮市の「古賀志山」(こがしやま)に登りました。岩山として人気のある山です。

今回は少し岩を味わってみようと思い、怖いところは避けて、登れるだろうと思えるルートを選んで登ってみました。目論んだのは第一岩場、第二岩場、第三岩場、軍艦岩のある中尾根コースで登り、班根石山に寄って、富士見峠から古賀志山山頂に登り、南コースを下るというルートです。

結果、楽しみにしていた第一、第二、第三岩場、軍艦岩をパスし、中尾根コースに途中から乗るという大失敗になってしまいました。このため今回の山行は大後悔とになってしまいました。また、よく調べて出直します。

​下の写真(登山案内図)を参照願います。下山後ネットでも調べてわかった事ですが、

​〇中尾根コースとは第三岩場から、軍艦岩へと登るコースで、第一、第二岩場はコースに入っていない。第一岩場から登るのは一般ルートではないので案内図に載っていないし、登山口も違う。

​第一岩場、第二岩場は一般には危険であるため、一般ルート扱いにはなっていないようです。我々は今回、中尾根下部の岩場をすべてパスする北側の巻道を登てしまいました。

​古賀志山は、下の案内図を見ても分かる様に、非常に登降路が多く、複雑に絡み合っています。このため山内には多くの分岐点があり、多くの道標が設置されています。その道標の記載は、古賀志山の山域全体を把握していない場合は、非常にわかりにくい案内内容になっていると感じました。このため古賀志山に初めて登る人の場合は、駐車場の案内板を撮影し、それを見ながら登ることをお勧めします。

​当日朝は晴れると思っていましたがどんより雲がありました。赤川ダム手前の駐車場から舗装道を歩き、奥の細野ダムの先にある東屋から橋を渡って、踏み跡のある斜面に取付きました。(このときすでに道を間違っていました)第一岩場が出てこないのを不思議に思いながら登っていると、道標が立っていて、第三岩場、軍艦岩が左となっています。いつのまに第一、第二岩場を過ぎてしまったのだろうと思っていると中尾根コースの鞍部に出てしまいました。ここで岩場をすべてパスしてしまったことに気づきました。ガッカリです。

​戻るのも面倒なので今回はこのまま登ることにしました。中尾根コースには二枚岩へのルート、斑根石山(はんねいしやま)への分岐が右へふたつ。岩場を巻く道が左へと分岐があります。それらに入らずに尾根を直上。ロープのある大きな露岩を越えて中尾根コースの標高点525mに着きました。古賀志山とは逆方向になりますが、斑根石山に寄って少し早い昼食をとり、標高点525mに戻って富士見峠から古賀志山山頂へ向かいました。

​古賀志山山頂は人が多くにぎやかな山頂でした。ベンチがしつらえてあって、南側に展望があります。古賀志山の三角点は二等三角点です。下山は御嶽山との鞍部にある下降点から南コースで赤川ダムに戻りました。この頃にはすっかり晴れて陽ざしが暖かいほどでした。

​今回の登山は下調べ不足でした。第一、第二岩場が一般コース外ということと、取付き点がちょっとややっこしい(細野ダムの手前にある)ということが頭に無く、中尾根コースで登れると思い込んでいたのが敗因です。しかもその中尾根コースの入口も間違えて、北側から廻り込む巻道を登ってしまい、岩場をすべて巻いてしまうという大失敗までやってしまいました。(トホホ)

​古賀志山はこじんまりした山域に多くの岩場を秘め、初心者から熟達者まで楽しめる山です。何回か通って複雑な登降路の組み合わせをいろいろ試してみると面白いかも知れません。

宇都宮市森林公園7から中尾根コースから古賀志山、南コースで下山
斑根石山に寄る
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:
森林公園駐車場 8:24
東屋登山口 8:56
中尾根コースに合流 9:32
中尾根コース最高点 525m 10:58
班根石山 11:14 (昼食)
中尾根コース最高点 525m 11:36
古賀志山山頂 12:27
南コース下降点 12:49
林道に降り立つ 13:07
森林公園駐車場 13:48

​所要時間:5時間
総歩行距離:8.1km​

​駐車場にある案内図
降路が非常に多く複雑
山内の案内板はこれを理解していないと分かりにくい

赤川ダムから見た古賀志山
ダム湖の水は抜かれ、湖底で工事が進められていた

第一岩場から登れると思って東屋から橋を渡る
正面(黄色の看板のところ)から踏み跡があるが、これは中尾根コースの北側の巻道だった

中尾根コース途中から班根石山を眺める

中尾根コース最高点(525m)の手前にある露岩
苦手な人は左から巻ける

中尾根コース最高点 525mの道標
標高点559mとは班根石山のこと
このようにわかりにくい道標が随所にある

班根石山から古賀志山を眺める
よく見ると電波塔がある

富士見峠
前方が古賀志山山頂方面
左に下れば赤川ダムに戻る

古賀志山山頂
二等三角点 古賀志山 582.63m

​(雅熊)