名郷から天狗尾根で武川岳、山伏峠
2022年10月26日 晴れ 単独
投稿日 2022年10月28日
埼玉県飯能市の武川岳は、何度も登った山ですが、今回は初めての天狗尾根から登ってみました。武川岳は秩父の芦ヶ久保から二子山経由で登ったり、飯能市側の名郷から妻坂峠経由。または山伏峠(やまぶしとうげ)から登るルートがあります。今回の天狗尾根ルートは名郷から直接尾根を登るルートです。下山は山伏峠にとり、県道53号を名郷に戻りました。
実は、天狗尾根で武川岳山頂に登った後、妻坂峠から下山する予定だったのですが、山頂に「妻坂峠下の山中辺りで通行止め。歩行者も不可。」との貼り紙があり、急遽山伏峠に下山することにしました。この通行止めは、ウノタワ方面だけだと思っていたので、意外でした。
天狗尾根という名前は、ほぼ中間点にある天狗岩からきています。この尾根は下部から中間部まで石灰岩でできているため、その石灰岩の露岩が約300m 高さ70mほどにわたって並んでいます。これを天狗岩と呼んでいるようです。この露岩は樹木に覆われているため、Google Earth等で見たり、他の山から遠望しても見えません。登山道は天狗岩の下で男坂と女坂に分かれています。女坂は今回使いませんでしたが、右に巻いているようです。男坂はそのまま露岩の上を直上します。なお、天狗尾根の下部には石灰岩の鉱山があります。登山道はそれを避けるように付けられていますが、鉱山の上端で少し見下ろせます。
天狗岩を通過すると、右から尾根を合わせて前武川岳となります。この辺りは自然林の美しいところです。ベンチがあります。一旦鞍部まで下り再び登り返すと武川岳山頂の一角です。山頂は明るく開けていますが、眺めはほとんどありません。山頂は平になっており、ここを箒平(ほうきたいら)と呼ぶようです。陽当たりのよいベンチで昼食をいただきました。
下山は一旦前武川岳まで戻り、山伏峠方面にとりました。右が植林、左が自然林の尾根筋をたんたんと下ります。一旦林道に降り立ちますが再び尾根筋を下ると、車やバイクの音が聞こえてきて、山伏峠に降り立ちます。峠からは県道53号 青梅秩父線をてくてく歩いて、名郷に戻りました。
5時間余りの秋の山旅でした。
埼玉県飯能市 名郷のバス停前にある有料駐車場から
天狗尾根で武川岳、下山は山伏峠へ
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)
主な通過時刻:
名郷の有料駐車場 8:50
採石場上 10:08
天狗岩下(男坂・女坂分岐) 10:16
天狗岩上 10:30
前武川岳 11:16
武川岳山頂 11:39 (昼食)
前武川岳 12:16
P845 12:45
山伏峠 13:25
名郷の有料駐車場 14:39
所要時間:5時間30分
総歩行距離:12.0km
登り累計高度 974m
下り累計高度 974m
登山開始地点の標高 323m(名郷)
最低標高: 323m
最高標高: 1051m (武川岳山頂)
埼玉県飯能市 名郷のバス停前有料駐車場
トイレ、登山届ポストがある
天狗尾根下部から眺める蕨山
鉱山上から眺める伊豆ヶ岳(左端)、古御岳、高畑山(右端)
天狗岩下部
男坂と女坂分岐
男坂はダイレクトに岩上を登る
女坂は右へ岩を避けている
天狗岩の男坂を登る
石灰岩の大きな露岩
前武川岳
山伏峠からの道が合流する
武川岳山頂
ベンチがあり日当たりが良い
(妻坂峠の山中付近んが通行不可との注意書きあり)
前武川岳付近の紅葉
前武川岳から山伏峠へ向かう
途中の道標
山伏峠の武川岳登山口
県道53号線 飯能秩父線が越えている
県道53号 飯能秩父線を歩いて名郷まで戻る
途中の上名郷の集落と古御岳
(雅熊)