寄居風の道歩道で中間平、金尾

2022年01月22日 晴れ 3名

投稿日 2022年01月24日​

季節によってはみかん狩でにぎわう「風布」(ふうぷ)。秩父鉄道の波久礼(はぐれ)駅から歩いてもそう遠くない山の南斜面ののどかな山里です。日本百名水「日本水」(やまとみず)でも有名ですし、地質的にはこれまた有名な「三波石変成帯」の一部であるため、この辺りは緑色の変成岩だらけ。そんな綺麗な岩の間を清らかな水が流れています。風布川(または釜伏川)です。

​今回は波久礼駅の有料駐車場を利用し、荒川の玉淀を渡って金尾から風布川沿いにつけられた「風の道歩道」を歩いて、展望のよい「中間平緑地公園」(ちゅうげんだいら)まで登ってみました。そのまま引き返すのも面白くないので、中間平から尾根筋を利用して金尾に直接下ってみました。中間平から金尾までの尾根筋はバリエーションですが、一部の藪漕ぎを除いて、大半よく踏まれていました。

​波久礼駅の駅改札で駐車料金530円を払ってイザ出発。駅目の前の橋で荒川の玉淀を渡り金尾に入ります。右へは長瀞・皆野ですが、今回は左へ。車道は風布川に沿って奥へと入って行きますが、民家の終わるところに「夫婦滝」があり、「風の道歩道」の説明板があります。滝からさらに歩くと「風の道歩道入り口」の看板があるのですぐにわかります。

​歩きやすい広い道が続いています。飛び石で沢を渡り、左岸(流れ方向に向かって左)に渡ります。歩道はそれからほぼ左岸を進みます。広場に東屋があり、水利施設のところで車道を右に100mほど進むと、道標があります。小沢には頑丈な幅広の橋がかかっています。再び車道にでるとすぐに「姥宮神社」があります。

​「姥宮神社」はカエルの夫婦が狛犬です。めずらしいですね。社の裏には「胎内くぐり」があります。神社からはすぐに「日本の里」の建物が見えてきます。東屋や、ベンチ、水車、レストランなどがあって雰囲気のよいところです。左奥への道に入って有料道路の下をくぐると斜面を電光状に登っていきます。一汗かけば「中間平緑地公園」です。

公園の展望台は老朽化のため登れません。南側斜面にはロウバイが咲き、よい匂いがただよってきます。関東平野が見渡せ、筑波山もとおくに見えています。北側には城峯山や二子山らしき姿も見えています。暖かい日差しの中で昼食をいただきました。

​公園の北の端に移動し、そこから延びる道に入ります。下の「日本の里」に降りられるようですが、我々はそのまま藪に入りました。急斜面の藪漕ぎでしたが、ほどなく林道に降り立ちました。林道を左へ100mほど歩きますが、そのまま歩いて下ると「日本の里」に降りてしまいますので、一軒家の上踏み跡に入ります。よく踏まれた明瞭な道をわずかなアップダウンはあるものの、快適にP305へ。

​P305から明瞭な踏み跡は続き、やがて送電鉄塔に向けて右下方に下りてゆきます。送電鉄塔の手前からは、金尾に向けて斜面の北側を巻くように下っていきます。民家が見えてくると墓地があり、庚申塔と如意輪観音が首をかしげています。金尾の集落から夫婦滝の前を通って、波久礼に戻りました。お風呂は「かんぽの宿 寄居」にしました。

波久礼駅有料駐車場から風の道歩道で日本の里、中間平
中間平から尾根伝いに金尾
赤実線:GPS歩行軌跡
(国土地理院電子国土地図に情報追加)

主な通過時刻:
秩父鉄道波久礼駅有料駐車場 8:54
夫婦滝 9:08
風の道歩道入口 9:11
姥宮神社 10:12 (胎内くぐり)
日本の里 10:22
中間平  11:04 (昼食)
林道 12:11
P305 12:35
金尾の庚申塔、如意輪観音 13:02
秩父鉄道波久礼駅有料駐車場 13:20

​所要時間:4時間30分
総歩行距離:9.0km​
 

「数の道歩道」の入り口
「夫婦滝」から少し歩いたところにある

「風の道歩道」は飛び石で数回渡渉する

姥宮神社
めずらしいカエルの狛犬

「日本の里」
東屋やベンチ、レストラン、水車などがある
広い駐車場もある

中間平緑地公園
北側の様子
南側は関東平野を望める

中間平緑地から尾根筋で金尾に向かう
一部藪漕ぎわあるが、大半はこのようによく踏まれている

最後は金尾の墓地の横に出る
庚申塔と如意輪観音ふぁ鎮座する
ここから夫婦滝の前を通って波久礼に戻る

​(雅熊)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA