新緑はどんどん高みへ逃げてゆく

4月の半ばごろは生活道路から見える街並みに新緑がありましたが、どんどん逃げて行って、5月に入った今は標高1500m前後にあるようです。そんな新緑を追うように、高い山へ、高い山へと登って行きますが、先日登った南小太郎山は、そんな新緑真っ最中の山でした。標高は1400から1500mの間。ヤシオツツジやヤマザクラはとっくの昔に終わって、それらでピンクで彩られた山ではなく、緑一色。いやいや一色ではありません。緑にもいろいろあって明るいものから暗いものまで。なかにはショッキング・グリーンと言いたくなるような目にも鮮やかな緑の木もあります。そんな新しい緑で覆われた山には、緑の風が吹くと感じます。山はこれから緑が濃くなってゆき、やがて、白い花を付けた木が目立つ梅雨へと突入していきます。

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