清水寺から晃石山、馬不入山
2016年02月26日 快晴 単独
投稿日 2016年02月28日
栃木県大平町 晃石山と馬不入山 周回ルート
晃石山中腹の清水寺から晃石山へ
青入山、桜峠を経て馬不入山
お風呂は「湯楽々館」
岩船山の高勝寺に寄る
(国土地理院の電子国土地図をカシミール3Dでカットし情報追加)
2月24日の夜から雪が降って、明けたら銀世界。25日に予定していた山を、一日ずらして26日に出かけました。
晃石山(てるいしやま)は二回目になります。一回目「栃木市の名山 晃石山」は大平山から晃石山へと辿りましたが、今回は晃石山に直接登り、桜峠を経て、西隣の馬不入山(うまいらずやま)へと辿りました。
天気にこだわるのはいつものこと。雨天や曇天はできれば避けたいものですが、今回はとくに晃石山の南面中腹にある清水寺(せいすいじ)の春隣な雰囲気を見たくて快晴を狙いました。
行ってみると、予想もしなかった桜が満開。全山まだまだ冬景色の中、この寺の前だけは「ここだけ春」の雰囲気でした。桜は早咲きの河津桜(かわづざくら)のようです。
清水寺の河津桜
もとよりこの清水寺は花の寺のひとつに数えられているようです。東国花の寺 百ヶ寺の栃木四番であり、4月上旬から中旬にはシダレザクラが咲くようです。
さて、登山ルートは、こんな快晴の日ですからルンルン気分で歩けます。登山道わきでスミレを1つ見ましたが、まだまだ山は冬枯れ。吹く風も冷たく、空は澄んでいます。
晃石山の南面中腹にある清水寺
東国花の寺百ヶ寺 栃木四番とある
4月はシダレザクラがいいようだ
清水寺の先50mほどに晃石山への登山口があります。すぐにかえる石があって、上に赤いお堂と東屋。東屋の横から林内に入ります。
かえる石を過ぎると石段の上にお堂と東屋がある
登山口は東屋の横にある
清水寺からの道は晃石山に直接登るため少し急ですが、こぎみよく高さを稼いで「子宝杉」を見たらすぐ晃石神社です。
晃石山山頂のすぐ下にある晃石神社
ここで道が三方に分岐する
晃石神社からは道が三方に分かれています。左は晃石山山頂からの道と西側で合流します。山頂に登らずに馬不入山方面に行けます。真ん中は晃石山山頂に向かいます。右は晃石山の東側に出てパラグライダ滑空場から大平山方面に行く道です。今回は真ん中の道に入りました。
晃石山山頂 標高419m
晃石神社の奥宮と一等三角点、ベンチがある
晃石山山頂から馬不入山
遠くに佐野のみかも山
すぐに晃石山山頂(標高419m)に出ます。ベンチがあり西側と北側が開けています。那須岳、日光の山々、皇海山などが見えました。西には近くに馬不入山。その向こうにみかも山、関東平野の北部が見渡せました。
桜峠から諏訪山(右の三角)
左の山塊は唐沢山
晃石山からは青入山、桜峠とたどり、歩きやすい尾根道を馬不入山に向かいます。この前の降雪ですこしぬかるんだところがありましたが、問題ありません。
馬不入山山頂の手前にある立花ルートへの入り口
馬不入山山頂の手前に立花ルートの入り口が示されています。小さな看板です。
馬不入山山頂(標高345m)は晃石山のそれよりも広く、南側が開けているため日当たりもよく、雰囲気のよい山頂です。もうすこし暖かければベンチで寝転がっていたいところです。
馬不入山山頂(標高345m)
広く明るい山頂
岩舟駅への下降ルートがある
立花ルートの入り口に戻って、下山を開始します。細い踏み跡になります。ほどなく立花沢ルートへの看板が左を差していますが、尾根を下りたかったので真っすぐ下降しました。急な落ち葉の道ですが、踏み跡はありました。一旦平坦になり小さなピークに達したあと、踏み跡が無くなった(たぶんルートを間違えた)ので、藪の急斜面をむりやり下降しました。ほどなく立花の農免道路(舗装)に出ました。
立花の馬不入山への登山口
途中で藪の急斜面をむりやり下りたため、ここより少し西側に降り立った
登山靴に入った泥や落ち葉を取り除いて、農免道路をのんびり歩いて清水寺まで戻りました。
通過時刻
清水寺(P) トイレあり 10:17
赤いお堂 10:29
晃石神社 11:07
晃石山山頂 11:21
青入山 11:46
桜峠 12:01 - (昼食) - 12:19
馬不入山 12:51
立花の馬不入山登山口 13:33
清水寺 14:00
車で岩舟町湯楽々館に寄り、汗を流しました。300円は安いですね。
高勝寺の三重の塔
すこし高野山や室生寺のような雰囲気がある
さらに帰り道にある岩舟山の高勝寺に寄りました。650段くらいもある石段で汗をかきましたが、行ってみた価値はありました。高勝寺は天台宗の古刹です。
高勝寺の山門
まだまだ空気が冷たい日でしたが、河津桜を見て、青空の下の楽しい山歩きでした。
(熊五郎)