こじんまりがうれしい三床山
yamagokoro2015年3月28日 曇りのちときどき晴れ 単独
投稿日 2015年03月28日
今回は栃木の低山 三床山（みとこやま）です。
駐車場手前から三床山（右）と高松（左）
右端が駐車場
杉林の中に鹿嶋神社
関東平野の北の隅っこにあるこの山。こじんまりとした山ですが、岩を秘めており、なんのなんの、決して隅に置けません。数時間でこんなに楽しめる山が近くにあるのは幸せというものです。
鹿嶋神社から三、二、一床山の順に辿る
鹿嶋神社に20台ほどの駐車場がある
（国土地理院の電子地図をカシミール3Dでカットし情報追加）
鹿嶋神社 - 三床山山頂 標高差240m 沿面距離 1.9km
三床山 - 一床山 0.9km
一床山 - 鹿嶋神社 1.9km
総歩行距離 4.7km
通過時刻と（所要時間)
駐車場 11:00
三床山山頂 11:44 (0.44) - 昼食 - 12:00
二床山山頂 12:45 (0.59)
一床山山頂 13:00 (0.15) - 13:20
西入の頭 13:29 (0.09)
駐車場 14:05 (0.36)
総所要時間 約3時間
ところで山名についての疑問が。
一番高いピークから一、二、三と呼ぶのが一般的だと思うのですが、一番高いピークが、どうして三床山なんでしょうね。
三床山という山名は国土地理院の地図に載っているので、地元でもそう呼ばれているのでしょうが、地名は読みが伝わっていても、字が変化していることはよくあることです。
みとこの”み”に三が使われていることに、あまりこだわっても仕方ありません。
鹿嶋神社
二床山と一床山は、三床山に対して、登山者等が後から便宜的につけた呼称でしょう。
栃木県佐野から県道66号を彦馬に向けて走り、戸奈良小学校を過ぎたら、交差点の傍らに背の高い石灯篭があります。交差点を右に折れて農道のような道をほぼまっすぐで駐車場です。
三床山山頂 標高335m
手前の石祠には明和七年 寅年とある
この山は結構人気のようで、こちらが出遅れたということもあるのですが、20台くらい止められる駐車場はいっぱい。運よく出る車があったので止められましたが、路肩にはみ出た車もありました。
道には小さなものですが、道標がしっかりしています。
まず鹿嶋神社に参拝します。標柱に猿田彦命とありました。そう言えば先日桐生の塩の宮神社も猿田彦命だったなと、思い出しながら神社奥に延びる道に入ります。
ヤシオツツジ
尾根に取りつくとサカキや赤松などの暗い樹林の道です。
ところで、歩いていると、なにやら田舎の匂いがただよってきます。麓で牛でも飼っているのかなと思っていましたが、ハタと気付きました。サカキです。
三床山を振り返る
この時期、山はサカキ（正確ににはサカキかどうかわかりません）が、いっぱい花をつけています。匂いの原因はそれです。
あまりいい匂いではありません。子供のころ畑でよくしていた匂いです。
道が三床山本体に取りつくと急登となり、あえぎあえぎ登って、岩場を見ると山頂です。
二床山手前から高松
山頂には石祠が三つあり、思い思いの方向を向いています。南側が開けており、眼下のゴルフ場、遠くに関東平野が望めます。
まだ期待はしてなかったのですが、ヤシオツツジが上品に咲いていました。
会った方の話では、今年は少し早いねということでした。
山頂から少し戻って、滑りやすい急坂を二床山に向かいます。
鞍部に沢筋を鹿嶋神社に向かう道の分岐がありました。
さらに進むと、小三床山から桜山方面への分岐があります。稜線は大きな岩が露出していますが、危険な個所はありません。
二床山からは高松への分岐があります。こんど使ってみたい道です。
一床山山頂
なんどかアップダウンしながら、最後の一床山の急登を登れば、360度大展望の一床山です。
遠く赤城山、袈裟丸山、皇海山、日光白根、男体山など、まだ残雪が光っています。
下山は西入の頭から鹿嶋神社に戻りました。
（熊五郎）
コメント（4）
- ヤシオツツジがきれいですね。 (agewisdom) 2015/3/28(土) 午後 11:43
- グッドタイミング、近く行ってみたい山でした。カタクリが咲きましたね、参考になりました。 [ 山の旅人 ] 2015/3/29(日) 午前 6:00
- > agewisdomさん ヤシオツツジは5月の連休ごろまでの楽しみです。オレンジ色の山ツツジは5月いっぱいくらい楽しめます。（熊五郎）2015/3/29(日) 午前 6:47
- > yam*no*abi*ito2**0さん 三床山のヤシオは山頂付近にチラリ程度です。これからですね。みかものカタクリは、東駐車場の方しか見てませんが今月いっぱいくらいが見ごろと思います。（熊五郎）2015/3/29(日) 午前 6:51
